文と写真・サラーム海上

 

イスラエル・フュージョン料理レストラン『サンタ・カテリーナ』訪問

 2019年11月23日土曜深夜すぎ、四日間続いたイスラエル音楽の国際見本市「International Showcase Music Festival」(以下「ISMF」)は無事終了した。

 最終日は7組のアーティストのライブが行われ、その合間にはアーティストたちとのミーティング時間も設けられた。参加したアーティストたちが各々スタンドを出し、僕たち、すなわち世界中の音楽関係者やフェスティバルのオーガナイザーたちと出会い、親交を深め、プロモーションや商談を行う貴重な時間となった。

 全てのプログラムが終わり、テルアビブのシネマ・ホテルに帰着したのは夜中の一時。それから残ったメンバーたちとホテルの屋上テラスでアフターパーティー。僕はラクを三杯、ショットグラスでいただき、午前2時過ぎに中座した。

 4日間で27組のライブ演奏を観て、世界約40カ国のゲストたちと話した濃密な四日間だった。

ISMFのトリを努めたのは、同年夏に初来日を果たしたエチオピア系男性歌手Gili Yalo
最終日のライブの合間のミーティング時間に、イスラエルのダンとイスタンブル・ジャズ・フェスティバルのハールンと記念撮影

 24日の朝、目を覚ますと、ISMF三日目に登場したジャズのグループ、「Shalosh(シャローシュ)」のピアニスト、ガディ・スターンから「今晩、時間が空いていたらディナーはどう? 21時に『Santa Katerina(サンタ・カテリーナ)』というレストランで待ち合わせよう」とメッセージが届いていた。

 シャローシュは見た目こそ正統派なピアノ・トリオだが、音は非常に先鋭的。ガディが弾くピアノには東ヨーロッパ的な哀愁のメロディーが次々と浮かび上がり、リズム・セクションはハードロックのようにパワフル。息のあった3人がポストロック的な変拍子を織り交ぜた即興演奏を繰り広げる。
彼らは2016年に日本ツアーを行っていた。そして2017年には、ガディは両親と一緒にプライベートで日本を訪れ、その際にはJ-WAVEの僕のラジオ番組『Oriental Music Show』にゲスト出演してくれた。以来、僕は彼と時折連絡を取り合っていたのだ。

ISMF三日目に登場したシャローシュ。ソプラノサックスのダニエル・ザミールと共演したステージ

 正直、連日の飲みすぎ、食べすぎで、胃腸はボロボロだ。しかし、出張先で地元の友人から食事に誘われて断るというオプションは僕にはない! この際、昼飯を抜いて、夕方までビーチで泳いでお腹を空かせてから伺おう。