■米粉麺のバリエーション

 米粉を使った麺が好きな台湾人は、きしめん風の米粉麺(板條)やトコロテンのように押し出した棒状の麺(米苔目)も朝ごはんによく食べる。

 朝はあまり味のついていないビーフンを食べる一方、昼から夜にかけてはややしっかりと味付けされたビーフンを食べるのが台湾人。

 ビーフンの本場、新竹では具が入った濃い味付けのビーフンが人気だ。私のお気に入りは台北郊外の三重にある焼きビーフンとイカあんかけの専門屋台。ここのビーフンはうっすら茶色がかっていて、モヤシが少しトッピングされているだけのシンプルなもの。エビの香りとちょうどよい塩味が絶妙で、上品な味。一緒に食べるイカあんかけが引き立つようにという配慮だろう。

 台湾の屋台は専門店が多い。料理の種類を増やすのではなく、目玉がはっきりしている。だから、ビーフンとあんかけ、ビーフンと黒白切のように、バランスの取れた味の組み合わせが計算されているのだ。

 

米粉で作られた米苔目(ミータイムー)。ビーフンよりもふんわりとした食感でボリュームがある。もう一品はやはり黒白切
昼から夜にかけて人気のイカあんかけ屋台。ここでは薄味の焼きビーフンが名脇役

*本連載は月2回(第1週&第3週金曜日)配信予定です。次回もお楽しみに!
 

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