文と写真/藤井誠二 

 

8月8日 [SUN]

 夜、那覇着。新型コロナ対応のワクチン二回目を接種して一週間経った。PCR検査も何度かおこなってきたが、すべて陰性。目まぐるしい日々を一カ月半ほど過ごしてきたので ─非常勤講師を愛知県と神奈川県でこなし、いくつかの取材と 原稿執筆に追われてきた─ ひどく疲れている。だが、先を見越して早め早めに仕事を進めておいたこともあり、ほうほうのていであったがクリアできた。そういえば、PEPジャーナリズム大賞現場大賞(インターネットに発表した記事から選ぶ、船橋洋一さんと林香里さんらが新しく創設した賞)というものをいただいたのがうれしい。授賞式で、大賞の石戸論さんとは十数年ぶりに会った。彼が毎日新聞岡山支局にいたときに会って以来だ。

 久々に安里に来てみると、自動水やりの装置が電池切れを起こしてしてバルコニーの何分の一かの鉢が枯れるか、それ寸前になっていた。過去にこういうことは何度もあったので、剪定作業は明日にして、コンビニで買ってきた弁当を食って早く寝ようと思っていたが、気になって電池を入れ換えて、水やり。枯れた葉のついた枝を剪定。汗だくになったので、シャワーを浴びて寝る。

 

8月9日 [MON]

 10時ぐらいに起きて、バルコニーの剪定・掃除の続き。思い切って枯れた葉のついた枝をばっさりやっていく。また芽が出るだろうか。この際、いくつか鉢を減らしてバルコニーをすこしすっきりしようと思い、昼過ぎまで、休憩しながら続ける。Tシャツを休憩のたびに換える。

 二木啓孝さんが休眠していた出版社・世界書院から刊行される、「多拠点生活」を実践している複数の書き手が参加する本に、ぼくも末席に加えていただくことになった。先日ベースになる原稿のためのインタヴューを二木さんからしていただいたので、さっそくそれがあがってきて、加筆などに取りかかる。

 夕方に壺屋の「ガーブドミンゴ」に行き陶芸作家の下里竜子さんのマグカップ(新作)を、PEPジャーナリズム大賞現場大賞をもらった記事の取材対象者に送る。帰りに暖簾が出ている食堂を見つけたのでゴーヤーチャンプルー定食。

 

8月10日 [TUE]

 午前中は引き続きバルコニーの剪定と掃除。転んで手を擦りむいた。汗だくになり、シャワーを浴びる。昨日スーパーで買い込んでおいた生野菜とパスタを茹でて食べる。休憩して、昨日の原稿に取りかかる。夕方にミュージシャンのジョニー宜野湾さんにリモート取材。一時間以上、インタヴューに応じていただく。気さくな方で、なんだか恐縮してしまう。カップラーメンを食べたら眠くなり「夕寝」。起きたら午後10時すぎだったので、日付をまたぐまで明日のリモート取材に備えて資料などを読む。デイヴィット・バーンとスパイク・リーが組んだ『アメリカン・ユートピア』のサントラをずっと聴いている。じつは映画はまだ観ていない。早く観に行かなきゃ。今回の沖縄滞在中はずっとこれを聴いていることになると思う。

 

8月11日 [WED]

 野菜たっぷりの焼きそばをつくって、昨日に引き続き午前中はルコニーの植物鉢の剪定。完全に根っこまで枯れてしまった鉢は処分して数を減らす。大型の鉢に枯れた雑草がこびりついているのでひっぺがす。枯れ葉を手でかき集める。鉢の配置を換える。汗だくになってシャワーを浴びる。45リットルのビニール袋二つ分になった。

 昼過ぎに深谷慎平さんが原付バイクを返しにきてくれた。数カ月前に彼のパートナーが乗るというのであげたのだが、けっきょく乗らないので(うまく乗れないらしい)、出戻ってきた。とにかくボロいのでいろいろメインテナンスが必要だなと思いつつ、錆び付いた車体を見つめる。

 15時からリモートでPEPジャーナリズム大賞現場大賞を受賞した件で、ヤフーの「newsHAC」という社内サイト(外部からでも見られるそうだ)向けサイトからインタビューを受ける。受賞した記事はヤフーのニュース特集に掲載された記事なのだ。19時からは衆議院議員の屋良朝博さんにリモート取材。