ウルグアイに着いて早々、最大の任務を完了した〝電波少年コンビ〟の私と担当編集Iさんは、残りの日々を観光に費やしてのんびり過ごすことにした、と言いたいところだが、現実はそんなに甘くはない。

 お金と時間をかけて、地球のほぼほぼ真裏まではるばるやって来たのである。撮れ高maxで帰らなくては、あとが何かと大変だ。

 というわけで、私たちは、〝大仕事〟を終えたあとも、あわよくばもう一回くらいムヒカとルシアに会えないかと画策しながら、彼らに関係ある人々を精力的に取材して回った。

 

 その合間、合間では、ちょいちょい街歩きをして少しだけ観光客気分も味わった。
 ガイドブックで紹介されているような、いわゆる〝見どころ〟にもときには行ったが、一方で、もしかしたら他の人にとっては訪れる価値はないかもしれないけれど、私にとってはとても意味のある〝見どころ〟にも足を運んだ。

 

 「ムヒカにゆかりのあるスポット」だ。

 

   さて、その場所とは——。

 

ウルグアイの首都モンテビデの旧市街の一角。植民地時代を彷彿とさせる石畳の街並みが続く。旧市街には歴史的な建物も多い。

旧市街、市場の近くには土産物を売る露店が。Tシャツやサッカボールを売る店も。観光客で賑わっていた。

旧市街の端っこのほうにある「メルカド・デル・プエルト(プエルト市場)」は150年以上の歴史がある市場。市場と言っても生鮮食品などの店はなく、屋台村のような雰囲気で小さなレストランがいっぱい。現在は、観光客向けのスポットになっている。

市場には、ウルグアイ名物「ASADO(アサード)(薪を燃やした火で肉を網焼きしたもの)」のレストランがたくさんあり、お客さんの目の前で肉を焼いている。
ダニエルに勧められたお酒は、ウルグアイ定番のアルコールドリンク「メディオ イ メディオ」。甘口の発泡白ワインと辛口白ワインを混ぜたものらしい。味は……「It’s girly!?」

「メディオ イ メディオ」でよく知られている銘柄は「roldós」。1888年プエルト市場にオープンしたレストラン「roldós」が、長い間、職人技で作ってきたもの。現在はワイナリーで生産されている。
旧市街の街角。壁面がポップにペイントされた倉庫?

レンタサイクルか? この辺りは市場があって観光客も多いため、それを当て込んだもの?