文と写真/サラーム海上

 

 今月(2021年10月)下旬、ついに海外出張に行く目処が立った。前回は昨年3月のコートジボワール・アビジャン(記事参照)だったので、一年7ヶ月ぶりとなる。今回は二年ぶりに開催されるワールドミュージックの国際見本市「WOMEX」の取材が目的だ。

 前回のWOMEXは2019年10月にフィンランド・タンペレで行われた。そこで出会った音楽について、初めて口にしたフィンランド料理の意外なほどの美味しさについてはこの連載でも取り上げた。

 今年のWOMEXはポート・ワインの故郷で魚介料理が最高に美味しいことでも知られるポルトガル第二の都市、ポルトにて10月27日から31日まで開催される。音楽と料理の取材だけでなく、ウィズ・コロナ時代ならではの海外渡航準備をはじめ、EU加盟国への入出国方法や国際的な音楽見本市のあり方など、これまでと違う体験も待っているはずだ。それらも帰国後にこちらで発表していくのでお楽しみに。

 実はこの9月下旬、ポルトガル政府は日本をはじめとする幾つかの国の旅行者に対する入国条件を大幅に引き締めてしまった。新たに入国に必要となった条件や書類を知るため大使館や領事部に連絡し、時には厳しい返事をもらい、一時は出張自体を諦めそうにもなった。しかし、WOMEX事務局に相談し、なんとか入国に必要な書類を取り揃えることが出来た。

「計画した段階で、旅はすでに始まっているのだ!」 

 お、久々にこの言葉が使えて本当に嬉しいよ!