2.ハイキングでもバスでも行ける
「ラーゴ・ブルー(ブルー湖)/ Lago Blu」

 二つ目の絶景スポットは、湖面に映る「逆さマッターホルン」が望めるラーゴ・ブルー(ブルー湖)。ブレイユ=チェルヴィニアの村はずれにあるピクニック・エリアを抜け、隣村の「ヴァルトゥルナンシュ/Valtournenche」方面へ続く森の中のハイキングコースを30分ほど歩けばたどり着ける。森林浴がたっぷり楽しめるハイキングコースは道も整備されていてアップダウンも少ないので、小さな子ども連れの家族、年配者のグループなどもたくさん歩いていた。どうしても歩くのはイヤ、という人には、チェルヴィニア=シャティヨン間を往復しているバスがある。チェルヴィニアのバスターミナルから2つ目の停留所で降りれば目の前に湖の入口が見えるはずだ。

 

   朝から気持ちのいい森林浴を楽しみながらのんびりとハイキングコースを歩いて行くと、緑の草木の隙間に美しいコバルトブルーの湖面が見えてきた。遊歩道は湖よりも小高い場所にあるため、森を抜けて視界が開けると足元に広がる美しい湖が一望できる。実は、この湖には「ラーゴ・レイエット」という正式な名前があるのだが、この湖を正式名で呼ぶ人は地元でもほとんどいないようだ。一般には「ラーゴ・ブルー(ブルー湖)」、「スペッキオ・ディ・チェルヴィーノ(マッターホルンの鏡)」と呼ばれている。面積は小さいが、透明な湧き水を湛えた湖の湖底に茂る様々な植物の緑が光線によって青から緑へと美しいグラデーションを織り成す様は、神秘的でとても美しい。周囲を取り囲む樹齢100年のカラマツ、色とりどりに咲き乱れる野の花、晴れた日にはマッターホルンの雄姿が湖面の鏡にくっきりと映り出される。湖を一周する湖畔の散歩道を歩くと、光の角度によって多彩に変化する湖面の風景を楽しむことができる。

 





チェルヴィニアとヴァルトゥルナンシュの間にあるトンネルの脇道を通って行くとピクニックエリアの入り口に着く(上)。エリアを突っ切って行くと、再奥にヴァルトゥルナンシュに向かう森のハイキングコースが見えてくる(中)。30分程森林浴を楽しみながら歩いていくと、眼下にターコイズブルーの湖が出現する(下)。