緊急事態宣言が解除されて、やっと東京の街が動き出した10月末、自転車での旅も再開。前回7月は猛暑で熱中症にやられてしまったが、もうすっかり秋。自転車旅には最高の季節である。夕方、日本橋で打ち合わせがあり、今回は日本橋のラーメン店へ。久しぶりにフル充電し電動クロスバイクで向かう。

 

余裕を持って午前中にスタート。さいたま市から日本橋までは国道17号を一直線の行程。便利なアプリ「自転車NAVITAIME」の最短ルート(距離が短い)検索でも、ひたすら17号を真っ直ぐ走れ!と指示。宣言中、ステイホームだった僕は、運動不足、実に3カ月ぶりに自転車に乗る(笑)。日本橋までたどりつけるのか、ちょっと不安な麺の旅である。

 

中山道の起点、日本橋へ/往復56キロ

 

天気はよく快調な走り。日本橋まで想定2時間。時速10-15キロののろのろ走りは、子供やママチャリにガンガン抜かれていく。そんなに急がなくてもね(笑)。
国道17号を走っていると歩道の植え込みに「日本橋まで〇〇キロ」という小さな標識が何度も出てくる。思えば17号は中山道がベース。東京から京都まで六十九次。ちょうど3番目の宿場町、浦和宿あたりを走っている。2番目の蕨宿〜荒川を渡り〜板橋宿〜お江戸(日本橋)だ。なんだ近いじゃんと思っていたが、わずか7キロ30分、蕨でまず息切れ休憩。追い風を背に荒川、戸田橋を無事に通過するも、板橋で再び休憩。昔の旅人は歩いて、、電動自転車なのに情けない。東大前を抜けるころにはすでに2時間以上経過、本郷三丁目交差点では、足がもう動かない。
思えば本郷三丁目駅は都内でも有名なラーメン店超密集地域だ。800m圏内に50店舗以上ある。
そうだ、今日の最初の1杯目は本郷三丁目でいただこう(笑)。

 

だが駅周辺には駐輪場が3カ所しかない。2カ所は区民専用の登録制。残りの1カ所の僅かなビジタースペースを見つけるも満車。「自転車NAVITAIME」の駐輪場検索をしても周辺には全く見つからない。休憩も兼ねて30分ほど空くのを待ち、やっと停めることができた。

 

 

■「麺屋鈴春」@本郷三丁目

本郷三丁目には気になる未訪問のラーメン店があり、その中から駅から湯島方面に徒歩4分ほどしたところにある2020年秋オープンの「麺屋鈴春」を訪れる。
タイミングよく並ばずに入店。メニューはらーめん、つけ麺(各醤油、塩)に鶏まぜそばの5種類。ご主人が濃厚魚介鶏白湯のつけ麺の名店、新小岩「麺屋一燈」の出身ということで、趣の異なる鶏出汁のつけ麺が人気のようだ。初訪問なので、たがわず評判になっている「醤油らーめん」+味玉(1000円)の食券を券売機で購入しカウンター席に案内される。

 

きれいな鶏清湯にストレート麺、大きな豚チャーシュー2枚と鶏チャーシューに味玉、ネギではなくカイワレが中央にトッピングされたシンプルな中華そばの麺姿。
鶏出汁と醤油のいい香りが鼻をくすぐる。熱々のスープをひと口啜ると、ストレートに地鶏の旨みが口いっぱいに広がる。そして、ふた口、三口といってしまう。もうスープだけで幸せ。雑味感はなく、表面の鶏油の塩梅もよく、カエシの醤油はあくまでマイルドでありながら奥深い味わい。

 

しなやかな硬めのストレート麺は歯応えよく、スープとの絡みもいい。大ぶりの豚チャシューは肉の旨みが溢れる。味強めの味玉もインパクトがあり旨い。
なにより麺、スープ、トッピングの全体のバランスが素晴らしく、スープのおかわりが、切に欲しい(笑)。

 

おいしかったです。ごちそうさま。

 

「麺屋鈴春」/文京区本郷2-26-1 福重ビル 1F