ホセ・ムヒカに会える可能性はフィフティフィフティだと思う」

 

 ウルグアイ取材旅行のコーディネーターを務めてくれた、カメラマンのダニエルは言った。その言葉をオプティミスト的に受け取り、「可能性は50%もある!」と、私たちは、ムヒカへの突撃取材を敢行すべく、ウルグアイの首都モンテビデオに降り立った。

 幸運の女神が微笑んでくれて、現地入りした翌日に目的を達成できたことは、バッグナンバーで綴った通りだが、その後も、私たちは、「もう一度くらい、二人に会えないものか」と機会をうかがいながらムヒカゆかりの人物の取材を進めていた。

 

「よくもまぁ、こんな人を連れてきてくださいました」

 

 と、ダニエルには感謝するしかないのだけれど、例えば、変わったところでは、舞台パフォーマンスに携わる人物に会って話を聞くことができた。

 こんなクリエイティブな職業の人と、農園に住まう「世界でもっとも貧しい大統領」。果たして接点があるのだろうか、と思いきや、実は大アリで、その人物の話から、ムヒカの懐の深さ(?)が垣間見えたのだった!