素材に対して際立つオーナーの細やかな心遣い
店名の「マノワ」は、フランス語で「館」や「家」の意味。肩肘を張らずくつろげるという思いが込められている。カウンター席は1日1組、テーブル席は7組14名しか入れないのがその証拠だ。
オーナーソムリエの中村豪志さんは、10年前に狩猟免許を取得。函館の狩猟解禁日10月1日に鴨と鹿を、11月15日の解禁後は毎週月曜に茨城と千葉で鴨と雉を撃つ。
「どこで捕って誰が捌いたのかは、素材を見ればわかる」
中村さんが自信を持っていえるのは、コンスタントに全国各地へ出向き、ハンターと直に会い、素材に触れているから。魚介や野菜、ワインも同様の方法で生産者と直接やりとりをして仕入れる。
それだけ良質な素材を使った料理が、夜のコース11,000円または16,500円でいただける。これもひとえに中村さんが勝ち得た信頼の賜物。恩恵に預かろう。
「エゾ雷鳥のローストそのジュと天然きのこ」






<ジビエDATA>
取扱種類 鹿、鴨、ウリ坊、穴熊など 産地 北海道、茨城、千葉他 提供時期 通年

MANOIR[マノワ]
【住所】東京都渋谷区広尾1-10-6 プロスペクト グラーサ広尾1階
【電話】03-3446-8288 【営業】11:30〜L.O.13:30、17:30〜L.O.20:00、月曜日、火曜日ランチ定休
【交通】東京メトロ半蔵門線ほか日比谷線広尾駅2番出口から徒歩8分、JR恵比寿駅西
口から徒歩10 分
【ホームページ】http://manoir-restaurant.jp/
写真/中橋正治 取材/エビス_セイキ 編集協力/エディスタ
*本記事は2016年12月に出版したムック、TABILISTA BOOKS08『日本のジビエを味わうグルメな旅と極上の店 GIBIER(ジビエ)』で掲載されたものに加筆修正した記事となります。最新の情報に関しては、お店のホームページなどでご確認頂けるよう宜しくお願い致します。