12月に入り朝晩の冷え込みが厳しく暖かい晴れの日を狙って、埼玉からほど近い板橋区まで今年最後の自転車での旅だ。煮干そばの名店「中華ソバ 伊吹」は、この連載の第6回で訪れているので、今回は板橋でまだ未訪問の実力店5軒を訪れることにする。

 

【自転車で巡るニッポン麺の旅vol.6】

 

その1 板橋区ときわ台、中板橋へ(往復35キロ)

 

電車では池袋から東武東上線で5駅目のときわ台駅。地元や通勤で使っていないとなかなか訪れることがない。20年前になるが練馬に住んでいたころは、環七や国道254号(川越街道)沿いの人気のラーメン屋を訪れていて、板橋はわずかながら土地勘がある。自転車アプリ「自転車NAVITAIME」の最短ルートで設定するとわずか15キロ。予想外に近い。ノンストップ1時間で到着。ときわ台駅近くの駐輪場(100円)に入れる。

 

■「Soupmen」@ときわ台

駅から2分ほど、踏切を渡り線路沿いの「Soupmen」初訪問。2018年オープン以来、牡蠣ペーストを使ったラーメンが評判で連日行列ができる。メニューは「牡蠣塩らぁ麺」「辛牡蠣塩らぁ麺」に「日替わりらぁ麺」のシンプルな構成。店の奥にあるタッチパネルの券売機でデフォの「牡蠣塩らぁ麺」を購入してカウンター席に案内される。

 

ほどなく熱々の丼が提供される。凄いボリューム、立ち上がる牡蠣の香りが鼻を擽る。スープをひと口、牡蠣の香りと塩スープの旨みが凄い。たっぷりの牡蠣ベースのペーストと岩海苔を少しずつ溶かしながら、スープの豊潤な旨み、グラデーションを楽しむ。なんだか海の景色が浮かぶよう。

 

パキッとした菅野製麺所のストレート細麺は、濃厚なスープをすくいあげ、絡みよくバツグンにあう。低温調理のレアチャーシューにも手抜きなく、大きく肉の旨みがあり、食べ応えがある。
雑味や臭みが一切ない広島産の牡蠣を使った濃厚なスープは「素晴らしい」の一言。このクオリティの高さで「牡蠣塩らぁ麺」(650円)。

 

コスパにも驚くばかり。
おいしかったです。ごちそうさま。

 

「Soupmen」/板橋区南常盤台1-26-9