写真・仲程長治 文・シマネコキネマ

 

 久高島は「神の島」として知られている島だが、実は「の島」でもあるということは、一度でもこの島を訪れたことのある人ならば、おわかりいただけるだろう。猫好きの間ではそれなりに有名らしく、最近では聖地巡礼ではなく、島猫巡礼で訪れる人も多いとか。

 本島南部の安座間港から船で約15分、東西に細長い島の北西端にある徳仁港に降り立てば、そこはもう島猫パラダイスだ。その姿を探すまでもなく、食べものにありつける食堂や民宿はもちろんのこと、集落の道端や塀の上など、あちらこちらで久高島猫たちに出会うことができる。



 暑い時間帯には枯葉のクッションが敷かれた浜辺の木陰で昼寝をし、ランチタイムになると甘え声で観光客におねだり。日が傾いて少し涼しくなってくると、ゆたゆたと集落を回遊して、縄張り視察に恋の鞘当て……と、その暮らしぶりはいかにも島猫らしい。