写真・仲程長治 文・シマネコキネマ

 

 が「高いところ」が好きなことは、よく知られている。俯瞰から周囲を眺めて素早く獲物を見つけ、外敵からも身を守ることができる高みは、猫にとって本能的に安心・安全な場所に違いない。沖縄の島猫たちにとっては、さらに、ジメジメとした不快な地面から逃れられる場所であり、日当りも風通しもいい最高のお昼寝場所でもある。

 

梅雨の晴れ間、県木デイゴの木の上でお昼寝中の猫。絶妙なバランス感覚だ
福木を通り抜けてくる風が気持ちいいんだニャ〜と、外塀の上でくつろぐ猫

 沖縄にはガジュマルやデイゴなど木登りに適した木がたくさんあるのだが、実際に木に登っている猫に出会う頻度はそれほど高くはない。映画『Nyaha!』の撮影で島猫の日常を追いかけるようになって、猫には「木に登るタイミング」があることが少しずつわかってきた。

 

公園の木の上からいつも仲間たちを見守っている警備員猫

浜辺で暮らす猫たちは、早朝と夕方にモンパノキに登っていた