写真・仲程長治 文・シマネコキネマ 

彼がこの港を仕切るキャプテン・キジシロである

 宜野湾マリーナに野良がたくさんいる、という噂はだいぶ前から聞いていたが、別の用事で立ち寄った時は駐車場で1、2匹と出会っただけで、それほど多いという印象はなかった。

 今回も、次の約束までの時間潰しのつもりで海浜公園に車を停め、ハーバーの岸壁での釣果を覗いてみようかな、というくらいの気持ちだった。

 最初の1匹は護岸の影で丸くなり、最近吹き始めた北風を避けるようにして昼寝をしていた。

 

護岸と消波ブロックで上手に風を避けて眠る
こちらのキジシロは枯れ葉座布団がお気に入り
人間たちのヨット清掃を見守っていたトラネコ

 防波堤を歩いていくと、消波ブロックの上に長毛のメス猫と、その横に眠気まなこのキジシロがいた。

 人が近づいても動じる様子はなく、常に海風にさらされているからだろうか、毛並みが乗りのように潮焼けしていた。「お前たち、かっこいいなぁ」と語りかけながらシャッターを切り、しばらく一緒に過ごしていると、キジシロがむくりと起き上がり、合図をするかのように急にニャ〜ンと大声で鳴き始めた。

 

出会った時は、とぼけた顔をしていたキジシロだったが…
キジシロが鳴くと、彼女もアクビと背伸びを一つずつ