写真/仲程長治 文/シマネコキネマ

まだ明るいのにもう呑むんですか? では、ご案内しましょう(那覇・栄町市場

 沖縄に出会える3大スポットといえば、公園、市場、そして呑み屋街だ。この3つが隣接しているエリアには、島猫がいる確率がかなり高い。食べる、寝る、遊ぶ…往年のコマーシャルのようだが、猫が生きるために必要な3点セットが揃いやすいからなのだろう。

 今回は、カメラを置いて出かけた(つまり、撮影するつもりではない時にバッタリ出会ってスマートフォンで撮影した)那覇やコザ(沖縄市)や石垣島の呑み屋街で出会った、島猫たちのつぶやきを聞いてみよう。

こんばんニャ。酒の肴の香りに誘われて、今日ものれんをくぐります(那覇・浮島通り)
こうやって羨ましそうな顔でじっと見ていると、お客さんがお裾分けをくれるんです。昨日はカマボコを少し頂きました(那覇・浮島通り)
私専用のエサ場がお店の外にあるんです。お水は肉球に吸い込ませて、すくいながら呑むの。お行儀いいでしょ?お客さんはいつも驚きますよ(那覇・竜宮通り)
エサ場は外にあるけど、寝床はお店の中に用意されているのよ。でも飼い猫ではないの、あくまでも自由な通い猫ですから(那覇・竜宮通り)
深夜まで賑やかな通りのこの場所が僕の定位置。気がつかない人も多いけど、土の上に座ってお裾分けを待っているんだニャ(那覇・国際通り)
冷える夜はボンネットコタツに限ります。2匹で寄り添っていると、家路に向かうお客さんが「かわい〜」って何かをくれるんです(那覇・桜坂)
人間たちのカラオケが始まる頃、私たちの夜会も始まります。今日の議題は、「一匹もとり残さない餌のありつき方」です(石垣島・十八番街)
長かった夜がようやく明けて、今から眠りにつくところニャ〜(コザ・ゲート通り)

【琉球島猫百景 vol.32】(2020.2.18)