■宮城オルレの道(奥松島コース)
さとはま縄文の里→タブノキ→波津々浦→陸の奥松島→月浜海水浴場

タブノキに向かう丘を登りながら、さとはま縄文の里史跡公園を振り返って思い出したのは、1993年に公開された韓国映画の名作『風の丘を越えて』(原題:西便制)。パンソリの道を究めんと、いばらの道を進む父と娘、息子の3人が劇中、唯一楽し気に歌い踊りながら歩く場面だった。
『風の丘を越えて』の名場面が撮影された青山島(全羅南道)。季節が違うこと、そして撮影地の観光整備が進んだため、ピンとこないかもしれないが、ぜひ映画の該当シーンを観てもらいたい。
海からの風が強く吹き込むため、風越峠(かざこしとうげ)と呼ばれている場所。復興事業だろうか、トラックがたびたび往来する通りで警備をする男性が、「だから風除けが必要なんです」と教えてくれた。写真の青い帆のようなものがそれ。
ウォーカーズ・ハイとでもいうのだろうか。同行者と言葉も交わさず、黙々と歩いているだけで心が浮き立ってくるのはなぜだろう。いくら歩いてもつらくない。こんな素敵なコースを選んでくれた韓日のオルレ関係者に感謝したくなった。

ウッドチップをぜいたくに敷いたオルレの道。まだまだ元気なつもりだが、50歳を過ぎて膝が以前のままとはいえなくなってきたので、やわらかい踏み応えはありがたい。



宿がぽつぽつとある漁村で出会った子供たち。オフシーズンで人通りが少ないせいか、我々に興味津々。下のワンちゃんは大柄なので男の子かと思ったら女の子だった。ヘアスタイルに注目。
同行してくれた双葉社のSさんは、40代にして47都道府県をすべて訪問した旅の達人。オルレを歩く後ろ姿はまるで仙人のようで、見とれてしまった。

この日の目的地、月浜海水浴場に到着。前日とはまた違った表情を見せてくれた。

オルレ散歩の後、一服するために立ち寄った『KIBOTCHA』で食べた蒸し牡蠣。『KIBOTCHA』は震災後、廃校になった小学校を住民たちが防災教育センターとして再出発させたもの。宿泊施設やレストランもある。

『KIBOTCHA』http://kibotcha.com/