上毛電気鉄道は前橋から桐生まで群馬県を東西に走る地方私鉄だ。
先月、この上毛電鉄の古い電車や鉄道施設を取材する機会に恵まれ、実際に行ってきた。

 

■チャリの持ち込みOKです

上毛電鉄は観光列車ではない。中央前橋から西桐生までを結び、地域の足として主に通勤通学等に利用されている。

あれ? 自転車を押して電車に乗り込む高校生が…。

「ちょっ、いいんですか?」

「いいんです」

そう。上毛電鉄では、人とともに自転車を持ち込むことができる。駅は23あるが、エレベーターやエスカレーターの類はない。というか、そのようなものは必要ない。そもそも跨線橋自体がひとつもないのだ。バリバリのバリアフリーなのである。

列車は通常2両編成で運行されているが、朝のラッシュ時を除き、その進行方向後方の車両には自転車ごと乗ることができる(日祝は終日)。折りたたんだり、専用のバッグに入れたりすることなく、そのままである。最寄駅まで自転車で来て、そのまま電車に乗り、目的の駅からまた自転車で目的地へ行けちゃうのだからこの上なく便利な制度だ。

 

すべての駅から自転車ごと乗り込むことが出来る。写真は中央前橋駅。

平成15年から「サイクルトレイン」の運用を開始したという。

 

■あかぎこぐべって何だべ?

 

「サイクルトレイン」は平成15年から運用が始まったそうだが、地元客だけでなく、観光客でも利用することができる。とはいえ、サイクリストでもない限り自分の自転車を群馬まで持ってくるのは大変だ。でも安心して欲しい。上毛電鉄の主要駅である中央前橋、大胡、赤城、西桐生にはレンタサイクルが設置されている。そして驚くべきことに、このほど最新型の電動アシスト付きのクロスバイクが配置されたというのだ。


「えっ、電動!? クロスバイク!? でも、それってお高いのでは?」

「1時間300円、10時間までは上限1500円です」

 

なんと! 

電動アシスト付きクロスバイクといえば、自転車ブームのいま、入荷待ちの大人気アイテム。けっこうなお値段であることも知っている。それがシェアサイクルとして利用できちゃうなんて…。その名を「あかぎcogbe(コグベ)」という。

 

もちろん、この「あかぎcogbe」も電車に載せることができる。

 

こんなすごい自転車を駅でレンタルできちゃう! 写真は西桐生駅前

【上毛電鉄・サイクルトレイン/レンタサイクル】
https://www.jomorailway.com/cycletrain.html