■実はムヒカは愛車を2台持っていた!!

 

「ホセ・ムヒカ突撃2nd」と言いつつ、「で、突撃は成功したんですか?」の答えを引っ張って、引っ張って、引っ張って、引っ張ってきたけれど、はい、もちろん、成功しました!!
 モンテビデオ入りしてから間もない頃に、妻のルシア・トポランスキーを訪ねて国会議事堂に赴き、その際、ルシアの口利きでムヒカに会えることが確実になった。そして、私たちは、三度目の農園訪問となったのだった。

 

〈期待に胸膨らませて〉

ムヒカの農園は、モンテビデオ郊外、リンコン・デル・セロ (Rincón del Cerro)という地区にある。幹線道路を逸れ、オフロードに入ると目的地は近い。三度目でも、この道に入ると胸が高まる。

 

〈青葉生い茂る農園の一角〉

農園に到着。この写真に写っている土地は全てムヒカの農園内。写真右手、鬱蒼とした樹々の向こうに、ムヒカとルシアが暮らす質素な家屋がある。

 

〈お出かけ前のムヒカを直撃〉 

ムヒカは、白いシャツに黒いスラックス姿で登場。このあと出掛けるということで、彼にとっては、思い切り〝よそゆきスタイル〟なのだろう。

 

〈サングラスの向こうの瞳には〉

初夏とはいえ、南半球の日差しは強い。黒いサングラスを掛けて庭でインタビューに答えてくれたムヒカ。ルシアのことを尋ねると、のろけに近い発言も飛び出したが、その瞳は黒いレンズに覆われ、本気か冗談か、その真意を知ることは不可能だった。

 

〈革命家夫妻のオアシス〉

夫妻、特にルシアが愛してやまない自宅の庭。樹木は、ここに暮らし始めてから、ルシアが一本、一本植えて大事に育ててきたものだという。周囲の親しい人たちは「成長しすぎだから、ちょっと剪定したら?」と助言するそうだが、ルシアは「いいのこれで」と譲らないらしい。

 

〈希望の入り口〉

2015年、ムヒカが大統領を辞任したあと、夫妻は農園の敷地内に、貧しい子どもたちを受け入れる農業学校を開設した。「貧しくても希望はある。手に職をつけることで、自由になれるよ」ということを子どもたちに伝えたかったという。子どもたちにとって学校の入り口は、まさに「希望の入り口」だ。

 

〈夢〉

農業学校の開設は、長い間、ムヒカとルシアの夢だった。その学校は、ウルグアイ貿易大学(UTU)に譲渡され、現在は、UTUの「リンコン・デル・セロ農業教育センター」として、学生を受け入れている。

 

〈学舎(まなびや)〉

50人の生徒からスタートしたというが、開設から1年と9ヶ月後に私たちが訪れたときは、12歳から15歳までのおよそ90人が、この学校で学んでいた。夏休みだったため、生徒は誰もいなかったけれど。

 

〈みんなのがっこう〉

 吹き抜けの開放感あふれる教室。柱の手形は子どもたちのものか!?

 

〈夢の途中no.1〉

建物の内部は、まだ工事中。この学校を開くために、もちろんムヒカ夫妻は私財を投じたけれど、それだけでは足りず、ムヒカの友人の会社経営者、大工さんなど、大勢の善意があって、少しずつ、形になっているところだった。

 

〈夢の途中no.2〉

当時はまだ、近隣の子どもたちだけを受け入れていたが、ゆくゆくは、ウルグアイ全土から募集したいということで、校内には寮も建設中だった。写真がそれ。ちなみに、赤い文字は「禁煙」です。

 

〈大スクープ!!〉

農業学校の建設中の建物の中に停められていたフォルクスワーゲン・ビートル。なんと、これ、ムヒカの愛車ということだ。ムヒカの愛車といえば、パウダーブルーのぽんこつビートルがあまりに有名だが、買い替えた? それとも、二台持ち? どっちにしても、本邦初公開、かと。