ポーランドの中の小さなフランス

 「シャルロットというお店は典型的なフランス人女性の名前から付けられています。ポーランドの中の小さなフランスのイメージなんです。9年前の開店当初からお店の雰囲気だけでなく、フランス式のパン作りにもこだわってきました。ポーランドのパンとは異なり、フランスのパンは気泡が多く、皮がパリパリです。そのためフランスからパンの講師を招いて、指導してもらい、フランスのパンに適したオーブンも選びました。

 この工房は最新の設備なので、パンを作るのは簡単だと思われますが、実際には熟練の技が必要です。パンの生地は多感で、周囲の気温、小麦粉の温度、種類、寝かせた時間、焼く温度によって出来上がりが違ってしまいます。毎日、変わらぬ品質のパンを作ること、そして、オーブンからパンを取り出す瞬間をつかむのはまさに職人の技なんです。

 シャルロットの人気が高まるにつれ、ポーランドでは長い間失われてしまっていた、職人が作るパンに再び光が当たるようになりました。今、工場で大量生産するのではなく、職人がパンを作るシステムがポーランドにも戻り始めています。職人による小さなパン屋、これは世界共通のトレンドです」

 さてこれから地下鉄で聖十字架通り駅に戻りましょう。シャルロット・メノラーで弊社オーナーのユスティナがあなた方を待っていますよ」

 

 案内してくれた広報のドロタさん。以前は大手食品会社で働いていたが、シャルロットに転職した。「ここで働くみんなが私の家族なの」