文と写真/サラーム海上

 

人気カフェで朝食&オーナーインタビュー

 2019年9月4日午前9時、すでにワルシャワの人気カフェ&ベーカリー『Charlotte(シャルロット)』グループのパン工房の取材を終えた僕たちは、地下鉄に乗り、市内中心部の聖十字架通り駅まで戻り、グジボフスキ(きのこ)広場に面したシャルロット・グループのカフェ『Charlotte Menora(シャルロット・メノラー)』へと向かった。

 店名にあるシャルロットとはフランス人の女性の名前、メノラーはユダヤ教の象徴である燭台を指す。フランスとユダヤが一緒になった奇妙な名前のカフェだ。ジンガー・フェスティバルのワークショップなどで、すでに何度か利用していたが、食事をするのはこの日が初めてだ。

 全面ガラスとモノトーンのインテリアによるポストモダンな内装のお店に入ると、パンの良い香りが充満していた。一旦お店に入ると、目の前の広場に立ち並ぶ緑の木々がガラスの背景に浮かび上がり、まるで緑の多い公園の中にいるような気分になる。

 

グジボフスキ広場に面した『シャルロット・メノラー』

ガラス越しに近くの緑の木々が見えて、店内にいても緑の公園にいるような気分になる

 広いオープンキッチンのカウンターには焼けたばかりの様々な種類のパンが黄金色に輝き、先ほど作る過程を見学したハッラーやベーグルをはじめ、パン・ド・カンパーニュのような形の「シャルロット」やフランス式のバゲットなども美しく陳列されている。こんなカフェで日常的に朝食を食べられたら最高だなあ。

 

シャルロット・メノラーのカウンターと奥のオープンキッチン

早朝に作り方を見学した大きなハッラーは、8ズロチ=222円(2020年3月上旬のレート、以下同)

ベーグルは一個3ズロチ=83円

パン・ド・カンパーニュ型のプティ・シャルロットは5ズロチ=139円

 カウンター上のパンを撮影していると、右側のテーブルから白いレースのブラウスを着た小柄な女性が話しかけてきた。シャルロット・グループのオーナーのユスティナ・コスマラさんだった。

 「おはようございます。私たちの新しいパン工房はいかがでしたか? こちらに来て、一緒に朝食をいただきながらお話をしましょう」

 

シャルロット・グループのオーナーのユスティナ・コスマラさん