一人旅もいいけれど、家族旅行にはまた違った楽しみがある。子ども連れともなれば、さぞかし賑やかな旅になるに違いない。そんな将来を夢見て子宝を授かるために日々がんばっている女性たちがいる。不妊治療中はちょっとした体調の変化を気にしてしまいがち。不正出血や子宮筋腫などがあれば「大丈夫かな?」と不安になるのも無理はない。

 それは女性の心と体の問題をクローズアップしているWEBメディア『健タメ!』のこんな記事からもうかがえる。

 

 『不妊治療をがんばっている主婦の亜由美さん(35歳)は、もともと生理のときの経血量が多い方だった。これだけならまだよかったのだが、最近では生理時以外でもたびたび不正出血を起こすようになってしまった。
 実は、不妊治療を始めてから子宮筋腫ができていることが分かった。不正出血の原因はこの子宮筋腫なのだろうか?
 姉からは「子宮筋腫のひとつやふたつ、30過ぎればよくあることだから、あまりくよくよしちゃダメよ!」と言われたのだが……。やはり心配だ。
 性交痛もあるので、不妊治療にも影響が出かねない。何とか症状を改善できないものだろうか?』(『健タメ!』より)

 

 もともと経血量が多い上に子宮筋腫まで見つかり、さらに不妊治療中ともなれば不安な気持ちになるのは当然だろう。亜由美さんに何かできることはないだろうか?

 そこで当サイトは『健タメ!』の編集部にお願いし、亜由美さんの症状を分析すべく薬剤師である手塚智子先生にお話を聞いた。

 

「子宮筋腫は、子宮の平滑筋に腫瘤(良性のこぶ)ができる病気です。治療法としてはホルモン療法や子宮の手術といった選択肢があります。ただ、良性腫瘍である子宮筋腫は命を奪うほど危険なものではありません。また、女性ホルモンのエストロゲンの影響で筋腫が大きくなると考えられており、閉経後は自然に小さくなる傾向があります。お姉さんがおっしゃるように気にしすぎないことも大切。不安によるストレスで血管が収縮すると症状が強く出てしまうこともありますからね」

 

 閉経後に小さくなるというのは安心材料ではあるけれど、亜由美さんは今まさに不妊治療中だ。少しでも早く症状を改善するための積極的なアプローチはできないものだろうか?

 「東洋医学では、子宮筋腫を「しょうか(しこり)」と呼び、女性ホルモンのアンバランスや血流の滞りが原因と考えます。体が冷えると血の巡りが悪くなります。ぬるめのお湯にゆっくり浸かって入浴したり、温かいドリンクを飲んだりと、できることから始めましょう。

 漢方薬は子宮筋腫に伴う症状の改善にも役立てられています。例えば、体を温めて血と気の巡りをよくする温清飲(ウンセイイン)は、月経過多や不正出血、イライラなどにも効果的です。貧血傾向で生理痛の強い方には当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)などが良いと思いますよ」(手塚智子先生)

 亜由美さんが不安を感じずに不妊治療に専念できる日は来るのだろうか。不正出血や子宮筋腫が気になっている方は、一度漢方医に相談してみてはいかがだろう。

 

 なお、漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということ。うまく合っていないと、場合によっては副作用が生じることも。

 どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめ。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいだろう。

 

取材&記事:TABILISTA編集部

取材協力:『健タメ!』kentame.com/archives/7000