OUTDOOR COOKING IN OSIKA Vol.3

 

文/田中ケン 写真/岡安啓人(MASH)

 

【3日目】





モーニングコーヒーを飲みながら、お弁当つくり

 

 キャンプ場の朝、最初の仕事は炭の火起こし。火を起こして、コーヒーを淹れて……。都会の生活では味わうことのできない「ゆったりと流れる時間を楽しむ」。今回は朝食は我慢し、コーヒーだけにする。なぜなら、それは最高の景色を見ながらランチボックスではなく、ブランチボックスを楽しむ作戦だ!

 

 撤収もテントがないだけでかなり楽である。30年もアウトドアを楽しんでいる夫婦。言葉がなくてもお互いが役割分担ができている。あっという間に撤収を終える。

 

選んだメニューは、地元の名産を使ったアナゴの炊き込みご飯とカキの味噌汁

 

  キャンプサイトを撤収する前に、地元の名産を使った2品を準備する。ひとつはアナゴの炊き込みご飯のおにぎり、そして保温ボトルに熱々の味噌汁を入れる。具材は石巻を代表する名産品カキだ。ホウレンソウやネギなど下準備を調えて、具材は固くならないように現地で。アウトドアランチをより美味しく食べるコツだ。

 

おしか御番所公園で、絶景散策!そしてランチ

 

 いよいよ最後の“おもてなし”。絶景散策に選んだ場所は、キャンプ場からクルマで約5分と程近い「おしか御番所公園」。牡鹿半島の南端にあるコチラ、決して本格的なトレイルではないが、風景を楽しみながら散策できる程よい心地よさ。東側には奥州三大霊場のひとつ、島全体が神域とされている金華山が。そして西側には以前、離島キャンプ旅で訪れたことがある田代島と網地島も眺めることができた。

 

 この絶景は、牡鹿半島に来たらぜひ見てもらいたい。キャンプの帰りがけにぶらりと立ち寄るにもかなりオススメである。

 











「おしか御番所公園」の遊歩道から金華山、太平洋を望む


「おしか御番所公園」

[住所] 石巻市鮎川浜黒崎

 牡鹿半島の最南端に位置し、三陸復興国立公園内にある公園です。御番所という名前は、鎖国時代に外国船を監視するための唐船番所があったことに由来します。頂上には六角形の展望棟があり、360度の大パノラマが望めます。東側には眼下に信仰の島、金華山、遠く太平洋の水平線まで見渡すことができ、西側には、猫の島として有名な網地島と田代島をはじめ、リアス式の美しい海岸線を有する石巻湾、遠くに松島や蔵王連峰まで一望できます。遊歩道が整備されており、誰でも気軽にトレッキングを楽しめます。