3月27日は何の日かご存じだろうか? 「さくらの日」だそうである。理由は3月下旬は桜の開花時期が近いことと、【さ(3)く(9)ら】の語呂合わせから「3 × 9 = 27」として、日本さくらの会が3月27日に記念日を制定したのだという。今年はすでに東京が先陣を切る形で開花宣言し、各地でも桜が見頃を迎えているので、この週末はお花見に出かける人も多いことだろう。

 旅先で桜を見ながら散策に夢中になっていると、普段なら歩かないような長い距離を歩いていることがある。旅が老後の健康づくりに役立つことを実感する。でも、それができるのも丈夫な足腰があればこそ。膝に痛みを感じると、歩くのが嫌になって旅行そのものを諦めてしまうことにもなりかねない。

 

 それは女性の心と体の問題をクローズアップしているWEBメディア『健タメ!』のこんな記事からもうかがえる。

『公子さん(62歳)は歩くたびに膝が痛くなって困っている。長時間歩き回るときや階段の上り下りは特につらい。膝の痛みが出ないようにちょこちょこ休憩をとりながら歩くのが習慣になってしまった。
 病院で「変形性膝関節症」と診断された。膝の軟骨がすり減って関節が炎症を起こすことで痛みが出るという。ある程度の年齢になれば珍しくもない病気なのだそうだ。
 問題はその原因。公子さんの場合、幼少期からのO脚で膝に負担がかかっており、長年にわたって膝にダメージが加わったことで変形性膝関節症を発症したようなのだ。
 若い頃はO脚のせいでミニスカートが似合わないのがコンプレックスだった。その上、歳をとってから膝の痛みにまで悩まされるとは、本当にO脚が恨めしい。
 少しでも症状を和らげ、将来歩けなくなるような事態だけは避けなければならない。そのためには、どうすればいい?』

(『健タメ!』より)www.kamposupport.com/kentame/archives/9242

 O脚に悩む女性は多い。てっきり見た目だけの問題かと考えていたけれど、年齢を重ねたときに膝にも影響が出るとは本当に厄介だ。「公子さん」に何かできることはないだろうか。

 そこで当サイトは『健タメ!』の編集部にお願いし、公子さんの症状を分析すべく医師である桐田泰江先生にお話を聞いた。

「歩行の際に膝にかかる負担は、体重の3倍ともいわれています。膝の痛みを悪化させないためには運動不足などによる体重の増加を防ぐことが大切です。痛みをがまんして激しい運動をする必要はありませんが、引きこもったりせずに普段通りの生活を続けるように心がけましょう。
 膝のサポーターを着用することで膝にかかる負担を軽減することができます。O脚による変形が強く、膝の曲げ伸ばしが不自由な方は、不安定な関節を少しでも安定させるためにサポーターを利用するとよいでしょう。
 また、ヒールのある歩きにくい靴は避け、クッション性に優れた歩きやすい靴を選ぶようにしましょう」

 なるほど、膝が痛いからといって活動量が減ってしまうのはかえってよくないということか。痛みを軽減するために運動以外にも取り入れられるものはないだろうか?

「根本的な改善を目的とするのであれば漢方薬の服用もオススメです。
 麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)は、膝が腫れぼったく、歩くと筋肉痛のような痛みをともなう方の発汗を促し、関節痛を和らげてくれます。熱感をともなう激しい痛みのある方には、腫れや熱を引かせる効果のある薏苡仁湯(ヨクイニントウ)などが良いと思いますよ」(桐田泰江先生)

 公子さんが膝の痛みから解放され、元気に歩けるようになる日は来るのだろうか。膝の痛みが気になるという方は、一度漢方医に相談してみるのがオススメ。漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということ。うまく合っていないと、場合によっては副作用が生じることも。どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめだ。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいだろう。

 

取材&記事:TABILISTA編集部/「健タメ!」