「二十四節気」の一つで第5番目にあたる「清明」は、年によって異り、今年(2022年)は4月5日だった。清明には期間としての意味もあり、次の節気の「穀雨」前日までを指す。草や木、水などが清く明らかであり東南風の心地よい季節という意味で清明とされるが、「清浄明潔」の略でもある。全てのものが清々しく明るく美しい頃とされ、様々な花が咲き乱れ、一般的にお花見のシーズンを迎える頃だ。東京ではの開花と同時に気温が下がり「花冷え」となってしまったが、これからが春本番。色とりどりの花が咲く季節、まん延防止措置も解除され、久しぶりに花見に出かけようという人も多いのかもしれない。

 

 気候も良くなり、さあ出かけようと気分は上がる。ところが、いざ旅行の前日になると、ワクワクとドキドキでなかなか眠れない。そんな経験を持つ人は多いだろう。ドキドキにも良いものと悪いものがある。何か楽しみなことがあってドキドキしてしまうのは幸せなことだ。でも、原因が分からず、突然ドキドキしてしまうとしたら? きっと不安になるに違いない。

 女性の心と体の問題をクローズアップしているWEBメディア『健タメ!』にこんな記事があったので紹介したい。

 『美智代さん(52歳女性)は夜ベッドに入ってもなかなか眠れず困っている。横になると突然胸がドキドキしてしまうのだ。
 恋のドキドキならよいのだけれど、残念ながらそうではない。思い当たるのは日中のストレス。
 美智代さんは接客業をしており、中には意地悪な客もいる。嫌味な客のクレーム対応に追われ、ストレスが溜まっているのかもしれない。
 寝不足も手伝って、日中にだるさやめまいを感じることもある。このままでは仕事にも支障が出かねない。ドキドキを抑える良い方法はないだろうか?』

(『健タメ!』より)

 

 日中に嫌なことがあると、夜になってそのことを思い出して寝られなくなることはある。でも、胸のドキドキという身体的な症状が現れるとなるとちょっと心配だ。

 いったいナニが起きたのであろうか。そこで当サイトは『健タメ!』の編集部にお願いし、美智代さんの症状を分析すべく薬剤師である二瀬偉志先生にお話を聞いた。

 

 「突然ドキドキと心臓が脈打つようになる症状のことを動悸といいます。ストレスは動悸の原因になります。また、女性が更年期を迎えると、ホルモンバランスの乱れから自律神経系のバランスが崩れ、拍動や呼吸をコントロールできなくなり、動悸や息切れの症状が現れることがあります。
 動悸に襲われたら、まずは深呼吸をして呼吸を整え、リラックスするようにしましょう。ベルトやボタンを緩めて楽な姿勢になり、吸うことよりも吐くことを意識して呼吸するのがポイントです。
 心臓や肺などの病気に由来する動機もあります。おかしいと感じたら病院の受診も検討しましょう」

 

 病気を疑うほどではないけれど、頻繁に起きる動悸をなんとかしたいときの良い解決策はないだろうか?

「根本的な改善を目的とするのであれば漢方薬の服用もオススメです。
 美智代さんのような症状には、気や血の巡りを改善し、精神不安にも効果がある加味逍遙散(カミショウヨウサン)がよいでしょう。また、水の巡りをよくし、めまいなどにも効果がある苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)も良いと思いますよ」(二瀬偉志先生)

 美智代さんが夜間のドキドキを感じずにぐっすり眠れる日は来るのだろうか。動悸が気になっている方は、一度漢方医に相談してみるのことをオススメしたい。

 今日4月6日は「自然療法の日」だそうである。1995年(平成7年)のこの日に自然療法士の資格制度が始まったことにちなんで愛知名古屋市の「香りの学校LIVE」が制定した。自然療法士というのは、西洋医学による薬や手術を行わずに心と身体をケアする自然療法を行う専門家のことだ。自然のものを使いながら、その人が持っている自然治癒力を引き出したり、サポートをしたりすることを自然療法と呼ぶ。東洋医学、アロマテラピー、リフレクソロジー、心理療法などが用いられる。

 漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということ。うまく合っていないと、場合によっては副作用が生じることもある。どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめだ。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいだろう。

取材&記事:TABILISTA編集部/
「健タメ!」 
https://kentame.com/archives/6978