「春眠暁を覚えず」とはよくいったもんだが、毎日9時間寝ているうちに気付いたら4月になっていた。もはや春どころかが散りかけてない? コロナ禍になって3度目の春。昨年、一昨年は断念した花見でも行ってみようかな。重い腰をあげて京都に桜を見に行ってきました!

 

■今年の京都の人は多い?



蹴上インクライン

 

 やってきたのは京都市営地下鉄東西線、蹴上駅にある蹴上インクライン。蹴上インクラインは明治24年から昭和23年まで運行していた傾斜鉄道。全長582mの世界最長の傾斜鉄道跡で、線路の両側にはソメイヨシノや山桜が植えられており春になると美しい桜の通りになる。花見シーズンになるとたくさんの人が訪れる人気スポットだ。

 コロナ禍になってからも京都には度々、足を運んでいた。2020年には人が写っていない嵐山の竹林の小径の写真を奇跡的に撮ることができた。一方、昨年11月の紅葉シーズンはまん延防止重点措置が解除されたタイミングで清水寺の舞台が落ちるんじゃないかってくらい人が溢れていた。インバウンド全盛期の2010年半ばには京都市民が「生活するのに大変なレベル」と頭を抱えるほど渋滞や混雑が激しかったという。

 今回は新年度が始まったばかりだが、春休みということもあり人は少し多く感じた。だが、宴会を伴う花見はコロナ前に比べると大きく縮小されている。観光客は戻りつつあるが、飲食業の活性や観光客の消費額を上げるチャンスを活かしきれていない……という話を小耳に挟んでいた。

 

桜ラテ

鷺と桜

 ならば、私が少しでも飲み代を落とそうじゃないか。着物姿のカップルに紛れて桜の写真を撮った後、河原町にやってきた。明るい時間から横丁巡りでも……と考えたのだが、時短営業が解除されたせいか開いている飲み屋が見当たらない。ランチ時間も過ぎてしまったので、たまたま発見した古民家カフェに入ることに。窓から高瀬川沿いの桜がちょうど見えるベストスポット! 窓際の席で桜ラテを飲んでいると、1階の窓の庇に鳥の姿が見える。

 「鷺(サギ)なんですが……、1階のお店の人が餌をくれるからたまにここで待っているんですよね(笑)」

 カフェの人が教えてくれた。どうやら、この鷺は店のアイドルのようでここ最近は鷺と桜の写真を撮る人が多く訪れるという。言われてみれば、1階の外からカメラやスマホを構えた人達がこっちを見ている。鷺と一緒に私まで写ってしまいそうで少し気まずいじゃないか。それにしても京都は野鳥の宝庫だな~。