2. トラピッツィーノ(Trapizzino)

 ローマの下町テスタッチョで10年前に誕生した新しいストリートフード「Trapizzino(トラピッツィーノ)」。「トラメッヅィーノ(=サンドイッチ)+ピッツァ」の造語で、分厚く焼いたピッツァ生地にローマ料理のソースをたっぷり詰めたボリューム満点のファストフードだ。開店以来その美味しさが評判を呼び、今ではローマ市内に6店舗、その他ミラノ、フィレンツェ、トリノ、N.Yにも店舗が拡大している。美味しさの秘密は独自の製法によってフカフカに焼き上げるピッツァ生地とバラエティ豊かな具の数々。常時用意されている定番の具は、「ポッロ・アッラ・カッチャトーラ」、「ポルペッタ・アル・スーゴ」、「リングア・イン・サルサ・ヴェルデ」などローマの伝統料理が5品。一方、随時追加されるスペシャルメニューは、「バッカラ&チェチ」、「コラテッラ・コン・チポッレ」、「カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ」など玄人好みの味が用意されている。レストランならメインディッシュのリストに並ぶ料理をあえてピッツァに挟んで食べる、というアイデアもさながら、どのメニューのソースもしっかり本格的な美味しさを保っているのが人気の理由だろう。1つ4€〜と料金も手頃で、ビール片手にかぶりつけるのも嬉しい。ローマ市内ではテスタッチョ地区、ミルヴィオ橋広場、テルミニ駅構内のメルカート・チェントラーレなどに店舗がある。一度食べたら病みつきなる美味しさを、ぜひ体験してみて欲しい。

 







テスタッチョ地区にあるトラピッツィーノ一号店。隣は広々としたイートインスペース(上)。定番の人気メニュー「ミートボールのトマトソース煮込み/左」と「ナスのパルミジャーナ/右」はいずれも4€。1つでもお腹いっぱいになるほどのボリューム(中上)。注文すると目の前で焼き立てピッツァに好きな具を詰めてくれる。トリッパやバッカラなどローマの名物料理も登場する(中下)。『小麦粉は石臼で挽いたもの、トマトはBIO、自然酵母使用、時間と情熱をたっぷりかける』というのがトラピッツィーノのモットー(下)。