3. 箱入りパスタ(Pasta in scatola)

 手のひらに乗るサイズの縦長の紙の箱の中にパスタやサラダ、肉や魚などメインの料理を入れて提供してくれるストリートフード店が、現在、イタリア各地で急速に増えてきている。街ごとに異なる伝統の郷土料理はもちろん、エスニックやオリジナリティあふれる料理の数々も箱に入れてテイクアウトすれば「ストリート・フード」に大変身! 料理のクオリティも高く、地元の食材やこだわりの味が格安で楽しめるので、旅先で見かけたらぜひ試して見て欲しい。

 ローマにも観光地や住宅地など各所にボックス料理のファストフード店が増えているが、中でも「パスタ」だけにこだわった『Il Pastaio di Roma(イル・パスタイオ・ディ・ローマ)』は味にうるさいローマっ子も太鼓判を押す店。デュラムコムギと卵と水だけを使用し、店内で毎日製造している自家製のフジッリ・パスタは時間が経ってもふにゃふにゃにならずアルデンテの歯ごたえをキープできるように考案されたもの。ショートパスタなので立ち食いでも食べやすい。ソースはカルボナーラ、アマトリチャーナ、トマトソース、ジェノヴェーゼ、バターとパルミジャーノの5種類。オーダーしてからパスタを茹で、熱々のソースに絡めて提供してくれる。作り置きのソースなんて美味しいの?と疑問を持っていたが、これがレストランと比べても遜色のないレベルで驚いた。1箱4€で食べ応えも十分、ホテルの部屋に持ち帰れるのも嬉しい。

 







ナヴォーナ広場近くの隠れたショッピング・ストリートにある『Il Pastaio di Roma』の店舗。観光やショッピングの合間に、安くて手軽に本格的なパスタが味わえる(上)。イートインもできる店内。ドリンク類も充実している(中上)。毎日店内で作られている独特の形状をした自家製パスタ・フジッリ(中下)。本格的なアマトリチャーナの味にびっくり。但し、カルボナーラはローマの伝統レシピではなく、パスタの形状やテイクアウトにしても品質を保てるよう考慮したオリジナルソースだそう。パスタはどれも1箱4€(下)。