「女性には貧血になりやすいライフイベントがたくさんあり、貧血になると頭痛をはじめとする様々な不快な症状が現れることがあります」

 こう話してくれたのは、医師の桐田泰江先生だ。貧血になりやすいライフイベントとは妊娠・出産・授乳・月経等を指し、体力を消耗するイベントが続くことで、体のコンディションが以前とは変わってしまうことがある。特に、生理後の貧血に悩まされる女性は少なくないようだ。

 子どもが生まれたら、子どもを連れて家族旅行に出かけたいと考えているママもいると思うが、ちょっと気をつけておきたい。

 WEBメディア『健タメ!』の記事にも気になる症状の女性がいた。

『玲子さん(35歳)はこれまで経験したことのない頭痛に悩まされている。子どもが生まれ、妊娠・出産・授乳と立て続けに体力を消耗したせいかもしれない。
 特にひどいのは出血が多かった月の生理の後だ。ズキズキ脈打つような嫌な痛みがあり、めまいや吐き気で寝込んでしまうこともある。貧血が原因だろうか?
 子どもが大きくなったら一緒に遊びたいのに……。元気な頃の自分に戻る方法を知りたい!』

(『健タメ!』より)

 

 ただでさえ子育てで忙しい時期なのに、その上、頭痛の追い打ちとはツラすぎる。「玲子さん」にいったいナニが起きたのであろうか。

 


 そこで当サイトは、女性の心と体の問題をクローズアップしている『健タメ!』の編集部にお願いし、玲子さんの症状を分析すべく医師である桐田泰江先生にお話をうかがうことにした。

 

「女性には妊娠・出産・授乳・月経と、貧血になりやすいライフイベントがたくさんあります。貧血になると頭痛をはじめとする様々な不快な症状が現れます。
 頭痛に悩まされている玲子さんには頭痛ダイアリーがオススメです。症状の現れ方やタイミングには個人差があり、ダイアリーをつけることで傾向をつかむことができます。
 天気が悪いときに痛む、生理前の数日間だけ痛む、排卵日近辺に痛む、といった傾向が分かれば前もって対策することができます。
 また、どうすると痛みが和らぐのかを知っておくと気が楽です。一般に、締めつけられるような圧迫感をともなう緊張性頭痛は温めることで、ズキンズキンと痛む片頭痛は冷やすことで症状が和らぐことが知られています」

 なるほど、自分の頭痛の傾向を知ることが対策の第一歩となるわけか。実際に頭痛の症状が出たときに痛みを和らげる効果的な決策はないのだろうか?

「根本的な改善を目的とするのであれば漢方薬の服用もオススメです。めまいや吐き気などをともなう頭痛、天候の変化による頭痛には五苓散(ゴレイサン)が効果的です。便秘がちで、肩こりなどで頭痛が悪化するタイプには通導散(ツウドウサン)などが良いと思いますよ」(桐田泰江先生)

 

 玲子さんが貧血と頭痛から解放され、元気に子育てできる日は来るのだろうか。貧血に伴う頭痛などの症状に悩まされている方は、一度漢方医に相談してみることをオススメする。漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということ。うまく合っていないと、場合によっては副作用が生じることもあるからだ。

 どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのが安心だ。「あんしん漢方」などオンラインによる漢方サービスもあるので、一度相談してみるのも一つの方法だ。

 

 

取材&記事:TABILISTA編集部/
「健タメ!」 
https://www.kamposupport.com/kentame/archives/7422