日本には人知れぬローカル横丁もある一方で、誰もが知っている横丁も存在する。しかし、有名な横丁であっても時代とともに変化するもの。日本の横丁の今はどうなっているのか。これは、元底辺キャバ嬢カワノアユミが織りなす横丁探訪記である。。

 

■栄枯盛衰した西川口のいま

 仕事で埼玉にやってきた。タビリスタの関連サイトでもある日刊大衆でボートレースの連載が始まったのだ。そのスタートとして、5/26〜5/30にボートレース戸田で開催された「第6回週刊大衆杯」の予想トーク番組にゲスト出演することになった。せっかく関東に来たのだから、横丁にも行ってみたい。

 西川口といえば、私世代の人間からすれば全国に名を轟かせた「THE・風俗街」のイメージが強い。一掃されたのは2004年、新宿歌舞伎町から始まった浄化作戦の波がなぜか西川口にまで拡大した。当時、歌舞伎町で働いていた我々としても驚きを隠せなかったのはさておき……。

 その西川口はここ数年、中国人が元風俗店の空き店舗を借りて中国料理屋を次々とオープンしているという。その街並みはもはやリトルチャイナのようだとか。さらに2022年の「住みたい街ランキング」の「借りて住みたい部門」では西川口が上位にランクインしたという。今、気になることだらけの西川口を歩いてみた。


西川口駅西口

 やってきたのは西川口駅の西口。西口といえば、2004年から2005年にかけて行われた浄化作戦で200〜300店舗の風俗店が潰されたエリアである。その後、風俗店がなくなった影響で近隣の飲食店も次々と閉店。一時はまるでゴーストタウンのようにひっそりと静まり返っていたとか……。

 

ベトナム人向けの店も多い

 西口を出ると、ポツポツと見えるネオン街。居酒屋、バー、スナックなど基本、夜の店で摘発後のイメージに比べるとだいぶ賑やかになった印象がある。少し路地に入るとポツポツと見えてくる中国料理の看板の数々。他にはベトナム人向けのカラオケやモバイルショップなども目立つ。リトルチャイナというよりも多国籍な雰囲気だ。