6月21日(火)、「漫画アクション」7/5号が、全国の書店、コンビニで発売される。『新・駅弁ひとり旅~撮り鉄・菜々編~』(監修/櫻井寛 作画/はやせ淳)第27話の掲載号だ。今回ご紹介しているのは「鉄道ホビートレイン」をはじめとする予土線3兄弟である。お弁当は「おにぎり辨當予土」。

 

 

写真/櫻井 寛

★今回のストーリーは窪川駅から

窪川駅

 

●路線 

JR四国 予土線 窪川〜宇和島

●乗車列車

予土線 「鉄道ホビートレイン」

予土線 「しまんトロッコ」

●時刻表

窪川10:43〜(鉄道ホビートレイン キハ32・3)〜11:03打井川

打井川駅11:12〜(送迎バス)〜11:20ホビー館

ホビー館13:00〜(送迎バス)〜13:10打井川駅

打井川13:43〜(しまんトロッコ1号キハ54・4+コトラ152462)〜15:57 宇和島

 

田園地帯をのんびり走る「鉄道ホビートレイン」深田~近永間

前回、主人公の白鳥菜々は高知駅から日本一長い名前の特急「志国土佐時代(トキ)の夜明けのものがたり」号に乗って、土佐名物、皿鉢風の食事を堪能し土讃線の終点、窪川駅に到着した。
四万十町内の宿に一泊した翌朝——

●予土線について

予土線は全線開業が1974(昭和49)年と、比較的新しい路線ながら、線路そのものは古い歴史がある。まず、宇和島鉄道という線路の幅が狭い軽便鉄道として宇和島駅から近永駅まで開業したのは1914(大正3)年のこと。その後、吉野生駅、江川崎駅と徐々に延長され、60年後にようやく全線開業。予土線のお蔭で四国4県を鉄道で一周できるようになった。

漫画では「四万十川の鉄道 予土線」というサイトで予土線のコラムを執筆している山下文子さんが実名で登場し、主人公の白鳥菜々と一緒に旅をしている。

 

●予土線3兄弟とは?

「しまんトロッコ号」(長男)

打井川駅を発車すると、四万十川が寄り添う。トロッコ列車は全国各地で走っているが、予土線のトロッコはコトラ152462形という客車ではなく、貨車を改造したもの。それだけに、乗り心地も何もかも、野趣あふれ、予土線を満喫するのに、これほど相応しい列車もない。それゆえ、予土線3兄弟の長男というわけだ。

 

四万十川を渡る「しまんトロッコ号」

「しまんトロッコ号」は世界的な工業デザイナー、水戸岡鋭治さんのデザイン

 

「海洋堂ホビートレイン(かっぱうようよ号)」(次男)

予土線3兄弟の次男は「海洋堂ホビートレイン」だ。コンセプトは「かっぱの世界」。外観は、清らかな川を楽しむかっぱ達をイメージしている。車内には、かっぱと一緒に写真が撮れる人形を設置、ショーケースには数々のかっぱのフィギュアなどを展示するなど、かっぱの世界を満喫できる列車となっている。予土線の沿線に「海洋堂ホビー館 四万十」があり、打井川駅から送迎バスが出ている。

海洋堂ホビートレイン

車内にもカッパが…

「海洋堂ホビー館 四万十」
世界的フィギュアメーカー海洋堂の創業者、宮脇修が四万十の奥地、打井川に縁がある事から高知のへんぴな山奥にミュージアムが建てられた。平成20年に廃校になった打井川小学校を改築して作られたホビー館には、過疎の地域に新たな人の集まりと賑わいを起こしたいという地域住民の思いが込められています。世界的なフィギュアメーカーとして知られる海洋堂の歴史が詰まったフィギュアとコレクションを約8000点展示しており、様々なジャンルの海洋堂のフィギュアを楽しむことができます
https://ksmv.jp/hobbykan/

 

「鉄道ホビートレイン」(三男)

予土線は四国の中でも沿線人口の少ない地域あり、車両も、キハ32形という小型ディーゼルカーが、1両編成で充分どころか、日中などはガラガラの状況だった。ところが最近、休日などは満員になる列車がある。その名は「鉄道ホビートレイン」。新幹線0系をイメージしてJR四国・多度津工場で改造。車内には1964(昭和39)年に東海道新幹線が開業した当時の0系新幹線の座席が4席設置されてる、走る博物館だ。

予土線は超ローカル線なので、「全国の皆さん、鉄道ホビートレインに乗りに来てくださいね!」という願いがこめられている。

「鉄道ホビートレイン」0系新幹線の座席

おにぎり=宇和島市三間町産「みま米」の塩むすび

じゃこ天=宇和島市三間町産「安岡蒲鉾店」

ハマチ塩焼き=宇和島市産

干し椎茸の含め煮=鬼北町産

梅干し=松野町産の南高梅

卵焼き=四万十町産

 

主人公は鉄道カメラマンを目指し、駅弁ライターとして活動する白鳥菜々。九州の旅を終え、四国の観光列車と駅弁を取材中。はやせ淳先生による漫画は、「漫画アクション7/5号」でお楽しみください!

 

https://www.futabasha.co.jp/magazine/action.html

 

漫画アクション7/5号表紙

https://manga-action.futabanet.jp/

 

■『新・駅弁ひとり旅~撮り鉄・菜々編~③』が発売中です!

①②巻に引き続き③巻の舞台も九州が中心です。名物駅弁あり、豪華観光列車ありの贅沢な内容となっています。読んでいると、九州駅弁が食べたくなりますよ。早くのんびり旅行に行ける日が来ることを願いながら、漫画で妄想グルメ旅にお出かけください。

【監修】櫻井寛 【作画】はやせ淳 定価[\650]+税

【あらすじ】
主人公・白鳥菜々はフリーの駅弁ライターで鉄道カメラマンを目指す女の子。3巻は長崎から大分まで九州の個性豊かな列車に乗りまくり、駅弁を食べまくる鉄道グルメ旅。

長崎を出発した菜々は諫早から島原鉄道の「しまてつカフェトレイン」で島原へ。島原港から熊本港までフェリーで渡る。熊本から乗車したJR九州のD&S列車「A列車で行こう!」の車内で熊本駅で買った「天草大王地鶏めし」を堪能する。終点の三角で天草宝島ライン「シークルーズ」に乗船し、天草クルーズを楽しんだ。その後バスで宇土に向かい、鹿児島本線の普通列車で八代へ、そこから肥薩おれんじ鉄道で川内を目指す。観光列車「おれんじ食堂2便」からの絶景を満喫しつつ、八代の「より藤」で購入した名物駅弁「鮎屋三代(塩焼き)」を平らげた。終点の川内で乗り換え、鹿児島中央までは念願の九州新幹線800系に乗車する。

鹿児島中央から指宿まではD&S列車「指宿のたまて箱」、普通列車に乗り換えて日本最南端の終着駅枕崎にたどり着いた。枕崎からはバスで鹿児島中央まで戻った。「島灰干し弁当」を購入し、日豊本線の普通列車内で完食。隼人では嘉例川の駅弁「花の待つ駅かれい川」を購入する。隼人から肥薩線、吉松から吉都線と乗り継いで都城へ。

西都城で「みやこのじょう盆地物語」を買い込んだ後、バスで志布志に向かう。志布志からは日南線で宮崎を目指す。途中の南郷からD&S列車「海幸山幸」に乗り換え、車窓を楽しみながら海岸沿いを北上した。宮崎では「日向鶏弁当」と「宮崎の彩り」のふたつの駅弁を買い、南宮崎の大淀川橋梁と高鍋の小丸川橋梁で一緒に鉄道写真を撮影した地元の写真家と食べた。その後、宮崎空港からJR九州が誇る豪華D&S列車「36ぷらす3」に乗車し、極上の列車旅を堪能して終点の別府に到着し、締めの駅弁「豊後水道味めぐり」を堪能する。