文/チョン・ウンスク

 

 観光ビザでの渡航が可能になったので、7月には日本のみなさんと韓国で再会できそうだ。その予行演習として、今回も映画やドラマに登場したソウル旧市街を歩いてみよう。

■ソウル駅のプラットホーム/『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)

『新感染 ファイナル・エクスプレス』の冒頭、主人公の父と娘(コン・ユとキム・スアン)が横並びに座って釜山行きKTXの発車を待っているシーンを覚えている人も多いだろう。

 列車が発車するやいなや娘がホームの異変に気付く。父親は眠っている。発車間際に乗り込んだ家出少女(シム・ウンギョン)が発作を起こす……。

 世界のゾンビマニアからも高く評価されているこの映画は、KTX車内で感染が爆発するシーンが衝撃的過ぎて、筆者はしばらくKTXに乗るのが怖かったほどだ。

 冒頭のシーンが撮影されたのはソウル駅のプラットホーム。ここは日本の新幹線と違い改札がないので、ホームへ自由に降りることができる。釜山行き列車を前に、ぜひ物語の緊張感を味わってみてほしい。

ソウル駅のコンコースから釜山行KTXの発着ホームを見下ろす
釜山行KTXの発着ホームからコンコースを見上げる。映画ではここから感染者が暴れている様子を遠目に見るシーンがあった