家族が結婚すると親類が増える。親戚づきあいの一環として一緒に旅行に出かければ、付き合いはさらに親密なものになる。反対に家族が離婚すると、これまでの親戚づきあいを見直さなければならないだろう。このことは当人同士だけの問題ではなく、その親たちも巻き込み、親の方が先にまいってしまうこともあるようだ。

 それは女性の心と体の問題をクローズアップしているWEBメディア『健タメ!』のこんな記事からもうかがえる。

『芳江さん(57歳)は心労で体調を崩してしまった。5年前に東京に嫁いだ娘が突然離婚したいといいだしたのだ。芳江さんは相手のご両親との話し合いや、離婚に伴う手続きなどを手助けした。これが思っていた以上に大きな精神的ストレスになっていたようだ。
 ある日のこと、バスの中で急に胃が震えるような感じがして、背中のあたりがゾーッと寒くなった。次の瞬間、激しい胃の痛みに襲われ、バスの床に倒れ込んでしまった。
 検査を受けたところ、大きな病気ではなく、ストレスから来る胃痛とのことだった。またあんな発作が起きたらと思うと不安で仕方がない。娘のことが心配な上に、自分自身の体調にまで問題を抱えてしまい、不安で眠れなくなりそうだ』(『健タメ!』より

 大きな病気ではなかったことは不幸中の幸いだが、バスで倒れるほどの発作となると油断はできない。胃痛を和らげるために「芳江さん」に何かできることはないだろうか。

 そこで当サイトは『健タメ!』の編集部にお願いし、芳江さんの症状を分析すべく医師である桐田泰江先生にお話を聞いた。

「胃痛の背景には胃がん、胃潰瘍、リンパ腫といった大きな病気が潜んでいることがあります。倒れるほどの胃痛に見舞われたら、まずは病院でしっかり検査することが大切です。芳江さんの場合、異常は見つからず、ストレスが原因とのことでした。
 こうした場合、食事を減らすか、場合によっては一時的に絶食するなどして胃の負担を減らすことを第一に考えるとよいでしょう。脱水症状を起こさないように白湯や常温のスポーツドリンクで水分補給をしながら安静にし、症状が落ち着いたら消化のよいものを食べ始めましょう。胃に負担をかけないように香辛料を使わず、塩分控えめで調理したものが理想的です」

 なるほど、まずは胃の負担を減らすことが大切というわけか。胃痛が起きたときに、積極的に痛みを緩和する良い方法はないのだろうか?

「根本的な改善を目的とするのであれば漢方薬の服用もオススメです。芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)には胃腸の筋肉の痙攣を和らげて発作的な痛みを解消する効果があります。ストレスによる激しい胃痛のある方には安中散(アンチュウサン)なども良いと思いますよ」(桐田泰江先生)

 芳江さんが突然の胃痛に悩まされなくなる日は来るのだろうか。ストレスによる胃痛でお悩みの方は、一度漢方医に相談してみてはいかがだろう。


取材&記事:TABILISTA編集部/
「健タメ!」 

https://www.kamposupport.com/kentame/archives/8761