全国的に記録的なスピードで梅雨明けした日本列島。明けまして猛暑でございます。

 連日、6月としては異例の暑さが続いている。もうすっかり真夏である。夏休みも繰り上げでお願いしたいところだ。どこか涼しいところに行きたい。

 誰を旅行に誘おうかと考えたとき、いつも元気そうにしている人は声をかけやすい。反対に、体調に波がある人の場合、声をかけたら迷惑ではないかと思い、誘うのをためらいがちだ。重い生理痛でいつも苦しそうにしている人は、人付き合いで少し損をしているかもしれない。

 それは女性の心と体の問題をクローズアップしているWEBメディア『健タメ!』のこんな記事からもうかがえる。

『アパレル店員の玲子さん(35歳)は、今にも泣きそうなひどい顔をして服を売っていることがある。当然、お客さんに声をかけられることはないという。
 それには理由があった。十代の頃から玲子さんは生理痛に悩まされてきたが、中年になってからはさらに症状が重くなった。特に辛いのが頭痛と吐き気だ。
 生理痛が重いときの立ち仕事はこたえる。冷えと寒気、頭痛に耐え切れずに欠勤してしまうことも少なくない。好きで始めた接客業だけど、生理の度に辞めようかどうか悩んでしまう。頭痛の症状だけでも楽になれば、もっと感じのいい接客ができると思うのだけれど……』

『健タメ!』より)

 生理痛の苦しさは本人にしかわからない。病気というわけではないので、仕事場での理解も得づらいだろう。「玲子さん」の頭痛を緩和する良い方法はないのだろうか。


 そこで当サイトは『健タメ!』の編集部にお願いし、玲子さんの症状を分析すべく医師である桐田泰江先生にお話を聞いた。

「頭痛には緊張性頭痛タイプと片頭痛タイプがあります。緊張性頭痛タイプの場合は、血流を良くして凝り固まった筋肉の緊張をほぐすことで症状が和らぎます。蒸しタオルで首筋を温める、低めの温度でゆっくり入浴するといった対策が効果的です。緊張型頭痛タイプは同じ姿勢のままでいると痛みが出やすいので、仕事の合間に肩や首をまわして筋肉をほぐしてあげましょう。
 片頭痛タイプの場合、痛む場所を指でギュっと押し、血流を一時的に阻害すると症状が和らぐことがあります。症状がひどくなりそうなときは部屋を暗くし、横になって安静にしましょう。片頭痛タイプの原因には個人差があります。いつ、どこで、どのような頭痛がどんなきっかけで起こるのか、自分の頭痛の特徴を知るために頭痛ダイアリーをつけることをおすすめします」

 何とかセルフケアでやり過ごせればよいのだけれど、それでも頭痛の症状が出てしまうときのために何か良い方法はないだろうか?

「根本的な改善を目的とするのであれば漢方薬の服用もオススメです。呉茱萸湯(ゴシュユトウ)は身体の中心であるおなかを温め、冷えをとり除くことで頭痛を鎮める効果があります。月経のときに頭痛や頭重感が酷くなる中年期以降の女性には釣藤散(チョウトウサン)などが良いと思いますよ」(桐田泰江先生)

 

玲子さんが頭痛を解消して笑顔で接客できる日は来るのだろうか。つらい生理痛でお悩みの方は、一度漢方医に相談してみてはいかがだろう。


取材&記事:TABILISTA編集部/
「健タメ!」 
https://www.kamposupport.com/kentame/archives/7033