7月7日は七夕だ。織姫と彦星が1年に1度だけ会うことを許される日として知られている。例年、この時期の日本は梅雨の真っ最中で天の川を実際に観察できないことが多いが、全国的に早々梅雨明けした今年はチャンスだった。しかし、台風の影響もあり、微妙な状況ではある。

 

五節句の一つ。天の川の両脇にある牽牛星と織女星とが年に一度相会するという、七月七日の 夜、星を祭る年中行事。中国由来の乞巧奠(きこうでん)の風習と日本の神を待つ「たなばたつ め」の信仰とが習合したものであろう。奈良時代から行われ、江戸時代には民間にも広がった。 庭前に供物をし、葉竹を立て、五色の短冊に歌や字を書いて飾りつけ、書道や裁縫の上達を祈る。 七夕祭。銀河祭。星祭
出典:広辞苑(岩波書店)

 

 七夕といえば、天の川である。この日にそうめんを食べる慣習もある。そうめんの麺姿がまるで天の川のように見えるからという説もあるが、七夕にそうめんを食べるのは、実は中国が起源だとも言われていて、古代中国で無病息災の食べ物として7月7日に食べられていたと伝えられている。

 中国にはお米の粉と小麦粉を練り合わせて縄の形にして油で揚げたお菓子で麦縄というそうめんの元となった食べ物があり、その麦縄が日本に伝わって、原料である小麦が活用されてそうめんが親しまれるようになったとも伝わる(諸説あり)。

 そうめんの他にもちらし寿司やオクラ料理を食べる習慣もある。なぜか夏バテ気味の胃袋には優しめの食べ物が多い印象だ。

 

 旅先で美味しいものを食べるためにも体調は万全にしておきたい。でも、人によっては食欲のあるときと無いときの差が大きすぎることもある。生理前は食欲が抑えられずに食べすぎてしまう女性は多いが、中には反対に生理前になると全く食べられなくなってしまうケースもある。

 それは女性の心と体の問題をクローズアップしているWEBメディア『健タメ!』のこんな記事からもうかがえる。

『会社員の玲子さん(38歳)の楽しみは、何といっても食べること! グルメサイトで見つけたお店を食べ歩きしたり、直接足を運べないときはお取り寄せをしたりして、美味しい食べ物を満喫している。
 しかし、そんな玲子さんに食欲が無くなる時期がある。生理前になると急に食べ物への興味を失って、美味しいと評判のお店に誘われても全部断ってしまうのだ。この変わりようには周囲も驚くという。
 一人暮らしなので家族のために食事を作る必要もなく、そのまま食べずに過ごしてしまうことも多い。だるさを感じ、食べ物以外のことにもまるで興味が湧かず、なんとなく気分が晴れずにうつうつとしている。こんなことで大丈夫なのだろうか?』(『健タメ!』より)

 生理前になると食欲が増して食べ過ぎてしまうという話はよく聞く。「玲子さん」の場合は反対に食欲が無くなってしまうのが悩みだ。食べずに過ごしていると体に必要なカロリーや栄養素が不足し、健康にも良くない。どうすればいいのだろうか?

 そこで当サイトは『健タメ!』の編集部にお願いし、玲子さんの症状を分析すべく薬剤師である手塚智子先生にお話を聞いた。

「月経前の食欲不振は、女性ホルモンのバランスの乱れで起こる月経前症候群(PMS)の症状の一つだと考えられます。倦怠感や腹痛、吐き気、体のむくみなどを不快に感じ、食欲がなくなってしまう人は少なくありません。
 食事の量が減ると、日本人女性に不足しがちな鉄分やタンパク質がさらに減ってしまいます。肉、魚、豆類を意識して食べるようにしましょう。どうしても食事を食べられないときはサプリメントを利用するとよいでしょう。
 ストレッチやウォーキングなどの適度な運動は全身の血流をアップして、胃腸の働きを回復してくれます。無理のない運動を継続すれば小腹が空いて、自然と食事量が増える効果も期待できます」

 

 玲子さんの場合、生理前に食事が食べられなくなるだけでなく、何に対しても意欲が湧かず、だるさを感じるという。こうした症状を改善する根本的な解決策はないのだろうか?

「根本的な改善を目的とするのであれば漢方薬の服用もオススメです。補中益気湯(ホチュウエッキトウ)は生命エネルギーともいえる「気」の量が不足した「気虚(ききょ)」の状態になっている方の気を補い、食欲を増進させてくれます。痩せ型で疲れやすく、冷えによる胃腸の不調がある方には六君子湯(リックンシトウ)などが良いと思いますよ」(手塚智子先生)

 玲子さんが生理前でも友人と楽しく食事ができる日は来るのだろうか。生理前の食欲不振で困っている方は、一度漢方医に相談してみてはいかがだろう。


取材&記事:TABILISTA編集部/
「健タメ!」 
https://www.kamposupport.com/kentame/archives/7483