日本には人知れぬローカル横丁もある一方で、誰もが知っている横丁も存在する。しかし、有名な横丁であっても時代とともに変化するもの。日本の横丁の今はどうなっているのか。これは、元底辺キャバ嬢カワノアユミが織りなす横丁探訪記である。。

 

神戸元町のイメージは?

神戸南京町
県民割で半額で泊まれたホテル、ドーミーイン

 「GoToトラベル」の代替として、今年3月から7月まで実施されている宿泊割引「兵庫県民割ひょうごを旅しようキャンペーン+(プラス)」。近畿、四国中国地方在住者を対象とした全国旅行支援キャンペーン、せっかくなので利用してみることにした。行き先は神戸元町。

 関西に住んで早5年以上。三宮にはたまに行くが、元町で飲んだことはほぼない。なぜかというと、こんなイメージを抱いていたからだ。

 元町は高級な店が多そう。神戸旧居留地に立ち並ぶ洋館のブランドショップやレストラン。おしゃれなイメージがあるのでどこか高級そうな印象。大衆居酒屋とかあるのかな?と思っていた。

 2つ目は、「一見はお断りなのでは……?」という印象。関西に引っ越してきて間もない頃、1人で三宮で飲もうとしたとき、個人経営の店が多く入るのを躊躇った。今なら気にせずに入れるのだが、当時は気が引けてしまったのだ。

 3つ目は飲み屋が多いイメージがあまりなかった。神戸の繁華街といえば、高級クラブやラウンジが並ぶ東門街(生田東門商店街)の印象が強い。元町は中華街や大丸、元町商店街などショッピングのイメージが強く、夜は早く閉まると思っていた。

 だが、そんな元町のイメージを一変する出来事があった。前回、阪神元町駅の地下にある「有楽名店街」のスナックで飲んだときのこと。ディープな昭和風情残る名店街で元町の高級なイメージをいい意味で裏切られた。セット料金は2千円程度。……もしかしたら、元町って意外と安価で飲めちゃうのでは? 県民割もあり、これを機に元町の横丁を探訪したくなったのだ。

 

元町の横丁
神戸といえば味噌ダレで食べる餃子

 阪神元町駅を出て南京町(中華街)方面へと歩く。少し路地に入るとあるある……いい感じの立ち飲み屋。中を覗くと常連客が多いようでやっぱり少し入りづらい。しかもまだ17時半。ちょっと時間が早いかな。

 そんなことを考えながら歩いていると、とある雑居ビルの入口に「BAR」と書いてある看板を発見した。こんな早くから開いているバーもあるんだな。気になったので階段を降りてみると、音楽が流れているおしゃれなバーだった。しかもママが美人だったので思わず「スナックですか?」と聞いてしまった。