「更年期世代の女性はホルモンバランスの変化で代謝が落ち、脂肪を蓄えやすくなりがちです。皮下脂肪や内臓脂肪として体に蓄えられた脂肪を落とすには、脂肪を分解して燃焼・代謝されやすい状況にする必要があります。ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動は、脂肪をエネルギー源として燃やすことができます。体にあまり負担がかからず長時間続けることができます。
 筋力トレーニングや短距離走などの無酸素運動を取り入れると、筋肉量が増え、エネルギーが使われやすくなります。無酸素運動は短い時間に高い負荷がかかるので、無理のない範囲で始めて、少しずつ負荷を上げていきましょう」

 

 確かに無理に食事を減らすよりも運動を取り入れた方が健康的にやせられそうだ。ただ代謝が落ちてしまっているので運動の効果は出にくいかもしれない。二瀬先生によると、更年期世代の女性は、女性ホルモンの「エストロゲン」の減少により代謝が落ち、脂肪が燃焼しにくくなりがちなのだという。代謝を高めて脂肪を燃焼しやすくするために何か効果的な方法はないのだろうか?

 

「根本的な改善を目的とするのであれば漢方薬の服用もオススメです。大柴胡湯(ダイサイコトウ)は脂肪の代謝を促進して脂肪の燃焼を助け、便通をスムーズにする効果があります。
 体力や筋肉はあるのに食べ過ぎや便秘で脂肪が蓄積してしまった方には、老廃物の排泄をスムーズにして脂肪の代謝を促す防風通聖散(ボウフウツウショウサン)なども良いと思いますよ」(二瀬偉志先生)

 佳菜さんが余計な脂肪を燃焼して、若い頃のようなスタイルに戻れる日は来るのだろうか。更年期を迎え、体型の変化が気になっている方は、一度漢方医に相談してみてはいかがだろう。


取材&記事:TABILISTA編集部/
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