■パイナップル

 もうひとつ、日本で楽しめる台湾水果といえばパイナップル。1年半ほど前、中国が台湾パイナップルの輸入を取りやめ、行き場を失ったとき、日本が大量購入を始めた。こういうときにいつも助け合える日本と台湾は旧友のようだなと微笑ましく思うのだが、その恩恵を受けて日本のスーパーに大量に台湾パイナップルが並んだ。しかも安い。大きくて、甘くて、みずみずしくて、しかも芯まで食べられるパイナップルが600円前後だ。

日本でもおなじみとなった台湾パイナップル。こちらのスーパーでは1玉約700円
台湾の夏の風物詩。山と積まれたパイナップルは3個100元(450円)!

 パイナップルは、真ん中の固い部分をくり抜いてあるものという固定観念を覆す、芯まで甘いパイナップル。丸ごとひとつは多いかなと思っても、あっという間に食べてしまうし、食べ切れなければカットして冷凍し、後からパイナップルジュースにすると、これがまた美味。甘味料を入れなくても十分に甘い。

■マンゴー

 炎天下の台湾で歩き回り、ふと見つけた水果店でマンゴーをひとつ買い、その場で皮を剥いて食べる。甘みと水分が口の中に広がり、体の芯の熱が取れて、汗がすっと引いていく。足元にポタポタとマンゴーの汁がたれても、ここは台湾の市場。気にしない。よし、今日もがんばろうという気持ちになる。

取材中、水果店で見つけたマンゴーをそのままカットしてもらい、食べ歩きした

*本コラム筆者のオンライン講座

 7月16日(土)、9月17日(土)のそれぞれ18時30分~20時、光瀬憲子のオンライン講座があります。テーマは「知識ゼロからの台湾」。90年代から台湾と関わり、現地で就職や結婚も経験した講師が、言語や民族、社会や文化など、旅するだけではわからない「等身大の台湾」を語ります。主催は朝日カルチャ―センター。詳細は下記でご覧ください。
https://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/8f92e579-29c1-095f-8795-627cd9ec3d0a