カエルでした……。
正直微妙だ。日本では「カエル=帰る・返る」とされ、福が帰る、お金が返る、若返るなど幸せを呼ぶ象徴とされている。しかしこういった語呂合わせ系は、どうもダジャレの域を出ず、幸せを呼ぶ説得力としては弱い気がする。

さらに、私の中でカエルは「鳥獣戯画」で大騒ぎしているイメージが強く、縁起のいい生き物というよりもイタズラっ子ゾーンに入っている。

 

「鳥獣戯画」。平安後期から鎌倉前期にかけて制作された、京都市右京区の高山寺に伝わる戯画絵巻。全部で4巻からなり、上記の有名なシーンは甲巻にある。兎とカエルが相撲をとっている場面だそうだが、長年私は兎とカエルが笑い転げている場面だと思っていた。

調べてみると、カエルは語呂合わせ以外にも、前にしか跳べないことから「何があっても屈せず前に進む」という意味で幸運の象徴になっているのだそうだ。

さらに海外でも中国では3本足でお金をかき集める財運アップの象徴、ヨーロッパでは、卵、おたまじゃくし、蛙、と何度も形を変える成長のプロセスから「良い変化の象徴」とされている。バリでは神様の使いとしてお土産ものでも大人気という。

知らなかった……。微妙とかダジャレ系とか言ってごめんなさい。大事にします!
カエルが運気好転の象徴なら、そろそろ世の中全体的に、とびきりいいことがあると信じたい。信じていいのか! 小さな小さな金色のカエルにそう問うてみた。すると、かすかにだが「信じていいケロ」と返事が聞こえた気がした。
ああついに幻聴が(泣)。みなさん、暑い中の神社参りは気をつけましょう。

 

社務所にぶら下げられた「悪疫退散」の札と青空と拝殿。私も叫ぶ。悪疫退散!