文/チョン・ウンスク

 

 韓国映画『茲山魚譜 チャサンオボ』(イ・ジュニク監督)が第57回百想芸術大賞の映画部門大賞を獲ったとき、我がことのようにうれしかったのは、筆者が主演のソル・ギョングのファンだからだけではなく、物語の舞台が全羅南道の西側の海上に分布する島々だったからだ。

 主な舞台は本土からで2時間弱の黒山島(フクサンド)だが、撮影は船で1時間弱の都草島(ドチョド)や飛禽島(ピグムド)、慈恩島(ジウンド)で行われた。

 これらの島々は多島海海上国立公園と呼ばれ、この十数年の国内旅行ブームで訪れる人も増えている。

黒山島の小さな漁村、青里村。アンコウが干してある