旅先で急に体調を崩したら、本人はもちろんのこと周囲も慌てふためいてしまうだろう。昼間ならまだしも、夜間に突然腹痛などの症状が現れたときは大声を出すわけにもいかず、何をしたらよいのやら対処に困ってしまう。

 それは女性の心と体の問題をクローズアップしているWEBメディア『健タメ!』のこんな記事からもうかがえる。

『佳菜さん(34歳)は生理痛に苦しめられている。過去に病院で子宮内膜症と診断されたことがあるが、それも関係しているのかもしれない。
 とくに夜間の症状がつらい。痛みと出血でおちおち寝てもいられず、トイレでのナプキン交換と鎮痛剤を飲むために何度も起きてしまう。
 痛みで歩くこともできず、這ってトイレに向かうこともある。ある日のこと、深夜帰宅した夫と玄関前の廊下で鉢合わせしてしまった。髪を振り乱して必死の形相で這う私を見て、夫は「ギャー!」と悲鳴を上げた。家の中が暗かったこともあり、ゾンビか這っているように見えたそうだ。
 こんなことはもう二度とごめんだ。つらい生理痛の症状を少しでも和らげるにはどうしたらいい?』

『健タメ!』より)

 妻が夜間に苦しんでいる姿を見たら、旦那さんも気が気ではないだろう。「佳菜さん」の症状を軽くするにはどうすればいいのだろうか。

 

 そこで当サイトは『健タメ!』の編集部にお願いし、佳菜さんの症状を分析すべく医師である桐田泰江先生にお話を聞いた。

「東洋医学では子宮内膜症はしょうか(しこり)と呼ばれます。しょうかは女性ホルモンのアンバランスや、血瘀(けつお)が原因の一つになっていると考えられています。
下腹部や腰を温めることで多少なりとも痛みを軽減できるでしょう。使い捨てカイロでお腹や腰を温める、半身浴や足湯を行うなどが効果的です。
 体を冷やさないために冷たい飲み物は避け、ホットドリンクを選びましょう。温かい紅茶にシナモンとすりおろした生姜を入れたシナモン&ジンジャー紅茶がおすすめです」

 なるほど、血の巡りを悪くしないためにも体を冷やさないことが大切というわけか。ただ、体が冷えやすい人や既に血行が悪くなっている人の場合、少し温めただけではすぐに効果が出ないかもしれない。そんなときはどうすればよいのだろうか?

 

「根本的な改善を目的とするのであれば漢方薬の服用もオススメです。桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)には血液の流れをよくして痛みを和らげる効果があります。冷え性でのぼせやほてりがあり、皮膚がかさつく方には温経湯(ウンケイトウ)なども良いと思いますよ」(桐田泰江先生)
 佳菜さんの症状が軽減し、夜間にゆっくり休めるようになる日は来るのだろうか。生理痛が気になる方は、一度漢方医に相談してみてはいかがだろう。


取材&記事:TABILISTA編集部/
「健タメ!」 
https://www.kamposupport.com/kentame/archives/7045