織女星とされる「こと座のベガ」、彦星の「わし座のアルタイル」、これに「はくちょう座のデネブ」を加えた「夏の大三角形」は、6月~9月頃まで真東の夜空に見える。観測するのに最適な時期と時間は、8月上旬の20~22時頃で、 簡単な見つけ方は東を向いて上を見上げ、一番明るい星を探すことだ。ベガとアルタイルの二つの星に織姫と彦星をなぞらえて一年に一度会えるという七夕の逢瀬の物語は、奈良時代に中国から伝来し定着したといわれている。

 七夕は本来旧暦7月7日の行事だが、新暦の7月7日に行なわれる場所と、8月7日に行なわれる場所がある。「日本三大七夕まつり」(*諸説あり)を例に挙げると、「湘南ひらつか七夕まつり」(神奈川県)と「一宮七夕まつり」(愛知県)が7月開催、「仙台七夕まつり」(宮城県)が8月開催となっている。

 東北の七夕は月遅れの8月開催が一般的だ。新暦の7月7日はだいたい梅雨の季節と重なるため、せっかくの七夕なのに「天の川」が見られないケースも少なくない。「夏の大三角形」も位置が低いうえに梅雨雲に隠れて見えない可能性も高い。しかし、月遅れ8月上旬頃であれば、夏の夜空を満喫するには最適なのだ。令和4年の8月7日は立秋でもある。七夕まつりに出かけて、満天の星空のもとで久しぶりにロマンティックな時間を過ごしてみたいところだ。

 恋人や家族と旅行に出かけたとき、普段なら問題にならないような言動も、相手の精神状態次第で暴言と受け取られてしまうことがある。何気ないひとことで険悪なムードになってしまうことも。それはWEBメディア『健タメ!』のこんな記事からもうかがえる。生理前でイライラしている女性に対して、余計なひとことは言わない方がよさそうだ。

 

『佳菜さん(38歳)は夫婦の危機に直面していた。もともと周囲からは「いつまでたっても仲良しでいいね」といわれるくらい、夫との関係は良好だった。しかし、30代半ばで出産してからというもの、生理前の精神状態が悪化し、以前は何とも思わなかったことが許せなくなってきた。
 育児と家事で忙しいときに、夫が面白くもない冗談を言うと、「は?バカなの?」と冷たい反応をしてしまう。夫に悪気はないのは分かっていても、カーッと頭に血が上って感情を抑えられない。
 あるとき、怒りに任せて夫の大事な趣味をバカにしてしまったときは、さすがの夫も怒って「そんな冷たい、嫌な性格だと思わなかった」といった。佳菜さんはさらにエスカレートし、売り言葉に買い言葉で「だったら離婚しましょ!」といってしまった。
 内心では夫のことが大好きなのに……。悪いのは自分の方だという自覚はある。生理前の精神状態を安定させるにはどうすればいい?』

 生理前にイライラする女性は多いと思うが、離婚の危機ともなると穏やかではない。「佳菜さん」が精神的に安定するためにはどうすれば良いのだろうか。


 そこで当サイトは『健タメ!』の編集部にお願いし、佳菜さんの症状を分析すべく薬剤師である手塚智子先生にお話を聞いた。

 

「月経前のイライラは月経前症候群(PMS)の症状の一つですが、原因についてははっきりとはわかっていません。東洋医学では気・血・水(生命エネルギー・血液・水分)が滞ることで起こると考えられています。
 イライラを和らげるにはセロリ、シソ、ミカン、大根、キノコ類、そばといった、気を巡らせる食品を積極的にとるとよいでしょう。また大豆に含まれるイソフラボンにはエストロゲン様作用があり、PMSの症状を和らげる働きが期待できます。
 全身浴、半身浴、足湯などで37度~40度くらいのお湯につかれば気や血の巡りが良くなり、リラックス効果が得られるでしょう」

 

 日常生活の中でリラックスするように心がけながら、他にも神経の高ぶりを鎮められる良い対策があれば積極的に取り入れたいところだ。

 

「根本的な改善を目的とするのであれば漢方薬の服用もオススメです。抑肝散(ヨクカンサン)には、気・血の巡りを改善し、神経の高ぶりや痙攣を抑える効果があります。神経の高ぶりや抑うつにも効果がある加味逍遙散(カミショウヨウサン)なども良いと思いますよ」(手塚智子先生)

 佳菜さんが精神的な安定を取り戻し、仲の良い夫婦に戻れる日は来るのだろうか。生理前のイライラに悩まされているという方は、一度漢方医に相談してみてはいかがだろう。


取材&記事:TABILISTA編集部/
「健タメ!」 
https://www.kamposupport.com/kentame/archives/7340