文・写真/山田静

 

 お店の予約がムズい。

 ここ数ヶ月ずっと思っている。

 再びの感染拡大に見舞われている日本だが(楽遊も改めて引き締めております)、行動制限はなく飲食店も通常営業に戻すところが増えてきた。

 が、戻ったといっても以前通りとはいかない。人手不足や経費節減、改装など事情はお店ごとに違うだろうが、臨時休業や急な時短、営業曜日の縮小など、営業が不安定な店舗が少なくないのだ。いつものお店に行ったら臨時休業、雑誌で見た店に行ったら掲載営業日と変わってた、なんてこともしょっちゅうだ。

 コロナ禍後を見据えぼちぼち周辺マップを改訂すべく動いているわけだが、リサーチや予約が微妙にムズい。特に最近できたお店はウエブを持たずインスタで毎月の営業日を告知、予約もインスタのDMから、てなところも珍しくない。インスタほぼ使わない民としては思わぬ壁に困惑する日々だ。

 愚痴りながらもリサーチを進めると、おお、なんもない住宅街(失礼)に素敵なお店が増えているではないか。マップは鋭意制作中だが、ここで一部、新掲載予定のお店をピックアップしよう。

今年は鴨川にも川床の華やぎが戻ってきた。京都は夕方から夜にかけてが本当に美しい(昼間暑いし)

町家をリノベした隠れ家バーレストラン『お皿とスプーン』

 古い町家をリノベーションした隠れ家的なバーレストラン。レコードを流しながらお酒とそれに合う料理を出す、というコンセプトで、広い空間でひとりや少人数でまったり過ごすのにぴったり。西洋料理中心のオリジナルメニューはどれも美味しく、フレッシュフルーツを使ったサワーなどお酒が苦手な人でも楽しめるアルコールがうれしい。

予約はインスタのDMから。広い空間で席数が少ないのでゆったりできるがすぐに満席になるので早めの予約がおすすめだ

■ケーキと立ち飲みのお店『あしべ』

 五条大宮に出現したケーキと立ち飲みのお店。なにその組み合わせ、とお思いだろうが、古い町家の扉を開けるとそこには素敵なケーキが並び、奥には小さなイートインスペースも。ケーキはテイクアウトしてもよし、店内でコーヒーとあわせていただいてもよし。夜はケーキに加えてお酒のアテも用意され、お洒落な立ち飲みに。

■産地直送メニューが揃った『Hunter's&Farmer's 田歌』

 美山で自給自足の暮らしをする『田歌舎』直営レストラン。自分たちで育てた野菜、狩猟免許を持つスタッフが捕獲し加工まで行うジビエを素材にした、文字通り産地直送のメニューがずらり。素材がよくボリューム満点、肉好きなら行って損はないお店。現在、リニューアルオープンに向けて休業中。

おまかせコース2500円は前菜から肉料理数種、締めのパスタまで「ほんとに?」というボリューム感