文と写真/タカヤマコジロー

 

なにしろラーメンが好きなもので。
わざわざ飛行機に乗って、小倉にラーメンを食べに行ってきました。

前編では、本場の豚骨ラーメン「ぎょらん亭」「栗ちゃんラーメン」、牛骨「麺や」を訪問。
「小倉で豚骨以外で絶対食べたいラーメンは?」と聞かれたら「札幌味噌らーめん」と答える。
後編は、2019年に訪れて以来、僕の中では九州NO.1の札幌味噌らーめん「麺屋 玄」に伺う。

 

 

「麺屋 玄」/小倉北区江南町

中心街からは少し離れていて小倉駅からモノレールに乗り香春口三萩野駅で降車し徒歩5、6分ほど。滞在ホテルからは徒歩20分ほどだったので、歩いて開店時間に到着。白い暖簾には「札幌 彩未より」と「森住製麺」の文字が映える。ご主人は札幌の名店「麺屋 彩未」で修行され独立されたようだ。

店内はすでに満席。メニューは「味噌・塩・醤油」に「辛味噌、辛醤油」のラインナップ。前回は「味噌」を堪能。今年5月に札幌「麺屋 彩未」を訪れた際も「味噌」を味わったので、今回は「辛味噌らーめん」(900円)を試してみる。
カウンター席で待つ間、中華鍋で炒められる野菜や肉のいい香りが鼻を擽る。

 

「麺屋 玄」辛味噌らーめん

湯気が立ち上がる熱々の丼。スープは思っていたより赤色が強い。炒めたもやしに青ネギがたっぷり。大きな豚ロースのチャーシュー、鮮やかな黄金生姜がトッピングされたきれいな麺姿。
スープをひと口啜る。マイルドな口当たりのスープに、パンチのある辛味。徐々にしっかりしたコクと味噌の旨味が口いっぱいに溢れて、なんとも旨い。
いわゆる豚骨=白濁したスープではないが、こちらもベースは豚。豚ゲンコツに香味野菜、椎茸、昆布などを炊き上げた澄んだ豚骨清湯スープが使われている。
ブレンドした数種の味噌とのバランスと辛味もほどよく、スープの旨味を引き立てている。

「麺屋 玄」辛味噌らーめん

麺は本場札幌「森住製麺」特注の中太縮れ麺。加水率高めの麺は茹で加減よく、コシが強くプリっとした食感が素晴らしい。コクのあるスープともよく絡み、スープの掬い上げもよく、熱々のスープに負けないしっかりした麺は最後まで旨い。
直前に炙られた豚ロースのチャーシューは、香ばしく脂身が少なく、噛むと肉の旨味が溢れる。
香りのいい黄金生姜を少しずつ溶かすと濃厚スープがマイルドに変化する。最後の一滴まで飲み干し完飲完食。

コクのある旨味と辛味の融合が絶妙!
おいしかったです。ごちそうさま。

「麺屋 玄」