文・写真/室橋裕和

 

 ちょっと用事があって、松戸に行くことになった。千葉県西部のけっこう大きな街で、都内に通勤・通学する人々のベッドタウンとして発展してきたというが、これまであまり来ることはなかった。北関東の外国人コミュニティめぐりでもスルーしていたので、この機会にちょっと調べてみるべえかと例によってgoogle mapであちこち見てみると、出てくるわ出てくるわ。移民の店と思しき物件が山ほどあるではないか。

 だが、松戸の中心部ではない。そこからJR常磐線で北に3駅目、新松戸駅の周辺に、とりわけベトナムの店が密集しているのである。ネットで見る店構えからして、日本人ではなくベトナム人経営の店だろう。ざっと数えただけで10軒以上はある。いったいなぜ、この街にベトナム人が多いのか、用事のついでに探ってみることにした。例によって地図をつくってみたので、参考にしていただければ。