文と写真/タカヤマコジロー

なにしろラーメンが好きなもので。
わざわざ飛行機に乗って、新潟にラーメンを食べに行ってきました。

 

ラーメン王国新潟。駅周辺、繁華街の古町は200店以上驚くほどラーメン店が多い。
2日目は新潟市内で注目の新店、新潟古町1軒、巻2軒を巡る。
新潟空港から羽田空港への便はないので、帰路は新幹線で。

ホテルをチェックアウトし歩いて10分ほど、古町の繁華街のはずれにある「らぁめん 倉井」に到着。開店前だったが、すでに15人ほどの並び、休日なので家族連れも多い。

 

「らぁめん 倉井」/新潟市中央区西堀通り

「らぁめん 倉井」は、東京目黒の名店「麺や 維新」出身のご主人が2020年に開いたという。化学調味料は一切使わず、食材にこだわった鶏清湯ベースの「らぁめん」が評判だ。
40分ほどで店内に。まだ新築かと見間違う清潔で落ち着いた和を意識したインテリアのカウンター席とテーブル席。
メニューは「醤油・塩・煮干・つけめん」。券売機で「わんたん醤油らぁめん」(1050円)を購入。カウンター席に案内される。

「らぁめん 倉井」わんたん醤油らぁめん

醤油の香りがふわっと立ちのぼる美しい有田焼の器。透明感のあるスープに、、レアチャーシュー、わんたん、青ネギ、メンマのきれいな麺姿。まさに丁寧な職人技。

熱々のスープを啜る。有田焼の蓮華は口あたり優しく、豊潤でコクのある鶏清湯醤油スープを運んでくれる。ふた口めは直接器の淵から啜る。ため息が出るほど、旨い。
名古屋コーチンなどの3種の地鶏を炊いた出汁は、鶏ガラだけでは出せないパンチのある奥深さとふくよかさが口いっぱい溢れる。鶏油の香りよく、鰹、鯖などの節の支えもよく、生揚げ醤油の酸味、フレッシュさと熟成醤油の旨味との絶妙なハーモニーが素晴らしいスープ。

「らぁめん 倉井」わんたん醤油らぁめん

麺は北海道産小麦粉のはるゆたかなど使用した京都の製麺所「麺屋 棣鄂」のストレート麺。香り豊かで艶やかしっとりとした食感。スープとよく絡み一体感を生んでいる。加水率低めで徐々にスープの旨味を吸収して、さらにたおやかで喉越しもいい。

低温調理されたチャーシューは脂、赤身ともに肉の旨味が凝縮。メンマは丁寧な処理、出汁の味付けよく歯応えもいい。

大振りなわんたんは、皮がトゥルトゥル、肉餡たっぷりで噛むと肉汁、肉の旨味が溢れる。あっという間に完飲完食。
無化調で後味スッキリだが、旨味の余韻が続く至福の一杯だった。

食べ終えて脳裏にパッと浮かんだのは、大阪「カドヤ食堂」や湯河原「らぁ麺 飯田商店」などの全国の逸品。

醤油ばかりでなく「塩・煮干・つけめん」全メニューコンプリートしたい。
おいしかったです。ごちそうさま。

「らぁめん 倉井」