写真/仲程長治 文/シマネコキネマ

 

島の風景にがいる。それだけでアートになるんニャ

 瀬戸内海の12の島と2つの港を舞台に、3年に1度開催されている瀬戸内国際芸術祭。その秋期の開催が始まったばかりの2022年9月下旬に、東部にある6つの島を訪ねて回った。ただし目的は島猫ではなく、アート。本連載で写真を担当している仲程長治が総合ディレクターをつとめている、沖縄本島北部の地域芸術祭「やんばるアートフェスティバル」のための視察旅だったが、島で猫に出会ったら....それは当然、鑑賞の対象である。

 旅の初日は、まずは高知港から男木島に向かった。言わずと知れた猫の島だが、が港に到着すると同時に猛烈な雷雨に見舞われて、集落を歩けど猫の姿は皆無。しばらくして雨風がおさまり、かすかな陽光が差し込んできた頃、ようやく何匹かの猫に出会うことができた。

男木島ではまず、アート作品《漣の家》の前で最初の1匹と出会った
水溜りの水を飲み、私たちの姿を見つけると真っ直ぐに向かってきた
続いて、猫じゃらしの草むらから様子を伺っていた黒猫を発見
さすが猫の島。どの猫も撮られ慣れているらしく、ポージングも完璧
宿の軒先で濡れた毛をつくろう。男木島の猫はさくらみみのさくらねこ