そもそも金沢とのご縁が始まったのは、1985年から始まった「フードピア金沢」でした。資料によると「観光閑散期となる冬の当地の活性化を目的として、最も食材が豊富な冬に『食』をテーマしたイベント」で、「各界からの著名人等を市内の料亭等に迎え、食談義を行う『食談』を中心として、食に関する様々な催しを企画、本県の魅力発信、地域の賑わい創出に寄与してきました」とのことです。

 私は3年続けてお誘いを受け、最初はフランス料理の「恵是瑠(けいぜる)」2年目3年目は料亭での「食談」に参加いたしました。この「食談」の席でフランス料理店「ぶどうの木」のオーナーと懇意となり、機会を作っては金沢を訪れ、金沢が大好きになりました。

 金沢のとなり町、野々市市にある「すし処めくみ」も「ぶどうの木」のⅯさんが誘ってくださったのがきっかけでした。「すし処めくみ」は2016年に発売された「ミシュラン石川富山」での2つ星がきっかけで、全国に知れ渡るようになり、ご主人の山口尚享さんは、「職人」というより、「魚博士」として評判になっていったようでした。