2021.8.20 「絶対に残すんじゃねえぞ」ただならぬプレッシャーをかける者の正体は? @ムンバイのスラム街【リレーエッセイ「スパイス・カレー編」vol.1 】丸山ゴンザレス 2015年、インドのムンバイのダラヴィ地区のスラム街を訪れた。映画『スラムドッグ$ミリオネア』の舞台として世界的に有名になり観光客も訪れるようになった。対外的な影響力を考慮した政府は率先して開発するよう…
2021.7.22 丸山ゴンザレス【埼玉県「吉見百穴」レポート with 麻美ゆま】(動画) YouTubeのチャンネル登録者数が50万人超!今や人気ユーチューバーの仲間入りを果たした丸山ゴンザレス氏。だが、海外のスラム街や麻薬組織に潜入取材を敢行する「危険地帯ジャーナリスト」の彼が「考古学者」という別の顔を持つことは意外と知られていない。実は丸山氏、大学・大学院で考古学を専攻し、修士号を取得した、まぎれもない学者なのだ。日本最大級の横穴群の遺跡である埼玉県比企郡吉見町の「吉見百穴」をタレントの麻美ゆまちゃんと巡る動画をお届けする。
2021.7.21 丸山ゴンザレス【“穴”の違いを考察する】~南アフリカ~ 文と写真・丸山ゴンザレス “生きた穴”に入ったのは初めてのことだった。 “穴”には二つの種類がある。生きた穴と死んだ穴。考古学で主に扱うのは後者のほうだ。 これまで発掘で潜った遺跡の穴は主に横穴式…
2021.7.20 丸山ゴンザレス【サスカッチを探して】ハイブリッド考古学~アメリカ編~ 遺跡の分布調査では何をもって遺跡と認定するのか。古墳だったらマウンド(墳丘)を発見すればいいのだが、住居跡などのように目で見て確認できないところもある。そういうところは表面採集(表採)で遺物包含層の有無を確認する。大事なのは痕跡、つまり遺物を発見することが、遺跡発掘の第一歩だということだ。 そんな表採の経験が役に立った(?)話。それは、2016年にアメリカのオレゴン州ポートランドを取材した時のことだった。
2021.7.19 丸山ゴンザレス【情報収集とマリファナ畑】ハイブリッド考古学~ジャマイカ編~ 海外を取材していて考古学的なことに偶然出くわした経験がある一方、考古学の知識やノウハウがジャーナリストとしての取材に生きた経験もいくつかある。そんなエピソードも紹介しよう。 これは、私がフリーライターとして活動していた頃の話だ。どうにも生活費が足りず、どんな仕事でも受けまくっていた。 たとえば真冬の山に行って熊に出合ってくださいとか、ホームレスになってしばらく暮らしてください、逃亡者になってください……。さすがにコレは!? と思うものもあったが、無理やり納得することにしていた。
2021.7.18 「考古学をかじった経験は、裏社会取材の上でも大いに役立っている」丸山ゴンザレス【日常にある”非日常系”考古学―海外編―「ゲーム機が引き合わせたお宝」ハイブリッド考古学~インド編~】 文と写真・丸山ゴンザレス 「日常にある非日常系考古旅―海外編―」今回は、私が大学時代に訪れたインドでの出来事である。 当連載で提唱してきた「ハイブリッド考古学」の気づきとなるような出来事であった。―…
2021.7.17 丸山ゴンザレス【東京遺跡探し~潜伏キリシタンGO!】(後編) 文と写真・丸山ゴンザレス 太郎さんにヒントをもらった「私の得意な場所」にある潜伏キリシタンの遺跡を探すべく、私が向かったのは新宿だ。馴染みのある場所といえば真っ先に思いつくのがここである。今となっ…
2021.7.17 丸山ゴンザレス【東京遺跡探し~潜伏キリシタンGO!】(前編) 文と写真・丸山ゴンザレス 2018年6月、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録された。厳密には違うが俗に言う“隠れキリシタン”にまつわる…
2021.7.15 丸山ゴンザレス【考古学者になるって?】 文と写真・丸山ゴンザレス 前回まで3回にわたって、考古学とはどのような研究活動をしているのか話してきた。これによって考古学ファンタジーと現実のギャップを少し分かってもらえたのではないかと思っている…
2021.7.14 丸山ゴンザレス【割に合わない考古の基礎とスキル(3)】 文と写真・丸山ゴンザレス ■報告書はひとりでは作れない! 考古学に限った話ではないのだが、基礎部分の説明をするのにはセンスが問われるし、きちんと理解してないと書くことができない。そのため、これにはと…
2021.7.13 丸山ゴンザレス【割に合わない考古の基礎とスキル(2)】 文と写真・丸山ゴンザレス ■つらすぎる!?引きこもり体質なら乗り越えられる地獄の整理作業 前回は考古学の根幹をなす3つの作業パートのうち、花形とも言うべき「発掘」の光と影について講釈をたれてしまった…
2021.7.12 丸山ゴンザレス【割に合わない考古の基礎とスキル(1)】 文と写真・丸山ゴンザレス ジャーナリストをしながら、作家や編集者として出版業界に軸を置いた活動をしていると、この業界には「残念な法則」があることに気づく。それは「考古学をテーマにした本は、特に売れ…
2021.7.11 丸山ゴンザレス【富士山が遺跡!?】(後編)青木ヶ原樹海へ! 文と写真・丸山ゴンザレス ■樹海で祈りの意味を探る 富士山の信仰はバリエーションがある。浅間神社のように富士山そのものを御神体に見立てている場所はある。従来の信仰とは違うが、パワースポットとして人を…
2021.7.10 丸山ゴンザレス【富士山が遺跡!?】(前編) 文と写真・丸山ゴンザレス 「日本遺産?」 素っ頓狂で語尾上がりめな声が出た。取材の名目で、考古リハビリのために訪れた甲府にある山梨県立考古博物館でのことだった。 脳の経年劣化とサボり癖のおかげで、す…
2021.7.9 丸山ゴンザレス【リハビリ考古旅】 YouTubeのチャンネル登録者数が54万人超!今や人気ユーチューバーの仲間入りを果たした丸山ゴンザレス氏だが、海外のスラム街や麻薬組織に潜入取材を敢行する「危険地帯ジャーナリスト」の彼が「考古学者」という別の顔を持つことは意外と知られていない。実は丸山氏、大学・大学院で考古学を専攻し、修士号を取得した、まぎれもない学者なのだ。そんな丸山氏が、自身の研究者人生と考古学の持論を綴ったエッセイ『MASTERゴンザレスのクレイジー考古学』(双葉社)が2021年1月に刊行された。TABILISTAのリニューアルを機に単行本のベースとなった連載全22回のアーカイブ(2)をお届けする。
2021.7.8 丸山ゴンザレス【ジャーナリストは考古学から生まれた】 YouTubeのチャンネル登録者数が54万人超!今や人気ユーチューバーの仲間入りを果たした丸山ゴンザレス氏だが、海外のスラム街や麻薬組織に潜入取材を敢行する「危険地帯ジャーナリスト」の彼が「考古学者」という別の顔を持つことは意外と知られていない。実は丸山氏、大学・大学院で考古学を専攻し、修士号を取得した、まぎれもない学者なのだ。そんな丸山氏が、自身の研究者人生と考古学の持論を綴ったエッセイ『MASTERゴンザレスのクレイジー考古学』(双葉社)が2021年1月に刊行された。TABILISTAのリニューアルを機に単行本のベースとなった連載のアーカイブ全22回をお届けする。
2021.6.30 丸山ゴンザレス【ハイブリッド考古学・タイ編】(後編)考古学と裏社会の境界線 文と写真/丸山ゴンザレス 盗掘の闇ビジネスの実態を突き止めるためタイに向かおうとした矢先、許可を得ていたはずだった現地の警察から突如として取材NGを突きつけられた。だが、こちらも遊びではない。すでに…
2021.6.30 丸山ゴンザレス【ハイブリット考古学タイ編】(前編) 文と写真/丸山ゴンザレス ■海外の盗品ブラックマーケット 古美術品の販売や流通の仕組みがきっちりしている日本では、盗掘ビジネス抱える「闇」を追求するために、私のような部外者が取材で入り込むには厳し…