2022.6.29 地獄体験で行ってきた!「全興寺」エンマ様おみくじは裁判のため出張中、地獄の釜のおみくじは「凶」だらけ!【あえて京都・奈良以外!関西おみくじジャーニー#08】田中稲 先日、ひょんなことから「大阪の平野に、地獄を体験できるお寺がある」という聞き逃せない情報をゲーット! さっそく写真映えする晴天の日、JR平野駅に降り立ったが瞬時に後悔した。暑い……。容赦なく紫外線が降…
2022.6.27 大阪の下町を走るローカル線「南海汐見橋線」。「大都市の秘境駅」をふくむ3つの駅をたずねてみた。【関西鉄道路線周辺曼荼羅 #10】歯黒猛夫 歴史がある――というよりも、沿線の開発が遅れたためか、南海線には特徴のある駅が多い。そのなかでも、南海汐見橋線にはマニア垂涎ともいえる駅舎が残されている。 汐見橋線は南海本線・高野線の岸里玉出駅から…
2022.6.16 陰陽師と八咫烏!チン電に乗って安倍晴明神社と阿倍王子神社をハシゴする【あえて京都・奈良以外!関西おみくじジャーニー#07】田中稲 日本史きってのミステリアス・ボーイといえば陰陽師・安倍晴明。とにかく謎だらけの人なので誕生地の候補も3つあるらしいのだが、その一つが大阪・阿倍野なのだそうだ。 映画「陰陽師」の野村萬斎演じる安倍晴明…
2022.6.13 たぐいまれな経緯で現在の路線になった阪急京都本線。市長も認めるほどライバル意識の高い「高槻市VS茨木市」【関西鉄道路線周辺曼荼羅 #09】歯黒猛夫 文と写真/歯黒猛夫 JR奈良線の前身は私鉄の奈良鉄道であり関西本線は関西鉄道、学研都市線(片町線)は浪速鉄道で阪和線は阪和電気鉄道だ。このように、大手私鉄と並走するJR線の多くは私鉄をはじまりとする。…
2022.5.31 おきつねさんにたしなめられ、恋に生きた女流歌人A・Yのおみくじに癒された!!【あえて京都奈良以外、関西おみくじジャーニー #06「開口神社」】田中稲 突然ですがクイズです! この本のタイトルと作家の名前は?「おっ与謝野晶子の『みだれ髪』じゃないか」とすぐ分かった方、素晴らしき!今回のおみくじ旅は、大正から昭和、激動の人生を歩んだ与謝野晶子に縁の深…
2022.5.25 京都の板前割烹「浜作」新店で初夏の日本の味を嗜み、翌日は大阪道頓堀のうどんの名店「道頓堀 今井」であんかけうどん。【料理評論家 山本益博&美穂子「夫婦で行く1泊2食の旅」vol.77 京都&大阪】 京都・八坂神社のすぐ近くにあった板前割烹「浜作」が、新町通に移転したのが、昨年夏、旧店舗には何度も通いましたが、新しい店にはなかなか縁がありませんでした。新規開店から暫くは出かけるのを控えようと思っ…
2022.5.24 ガオーッと目立つで! ナニワ魂炸裂のビジュアルの獅子殿とおみくじに萌える【あえて京都奈良以外、関西おみくじジャーニー #05「難波八阪神社」】田中稲 ガオーッ! 高さ12m、幅11m、奥行き10mのデカい獅子がぱっくりと口を開けている「獅子殿(ししでん)」がインパクト大な難波八阪神社。南海難波駅、御堂筋大国町駅から徒歩10分。知る人ぞ知るパワースポットであ…
2022.5.23 歴史があれども新しく、新しいけれど古くなってしまった、「そこそこ」「まあまあ」の似合う「京阪本線」の北河内エリア【関西鉄道路線周辺曼荼羅 vol.8】歯黒猛夫 文と写真/歯黒猛夫 ヤンキーやDQNといわれる若者たちにも、地域性というものが存在する。地元が大好きで上下関係に厳しい「地方型」と、さほど地元に固執せず縦のつながりも強くない「都市型」だ。大阪でいえば…
2022.5.9 世界遺産がもたらす宅地開発の悩みと市内中心部を走りながら利便性の低い路線。新旧の住民が分断された「近鉄南大阪線」と「長野線」【関西鉄道路線周辺曼荼羅 vol.7】歯黒猛夫 近畿日本鉄道(近鉄)の路線は長い。総営業キロ程は501.1キロと私鉄の中では日本一。おもなターミナル駅は大阪市内の大阪難波、大阪上本町、大阪阿部野橋、布施のほかに、近鉄奈良、吉野、京都、賢島、近鉄名古屋…
2022.4.27 通天閣の向こう側に石のおみくじが! 新世界を見守ってきた神社へGO【あえて京都奈良以外、関西おみくじジャーニー #04「新世界神社」】田中稲 文と写真/田中稲 【前の記事】道頓堀の浮世小路「一寸法師大明神」のおみくじで「自分だけしんどいと思ってるやろ」と言い当てられる【あえて京都奈良以外、関西おみくじジャーニーvol.3】田中稲 大阪のシン…
2022.4.25 強烈な地元愛を育んだ旧環濠都市を走る路面電車「阪堺線」。ニュータウンの住民と古くからの住民の気質がエリアで分かれる「泉北高速鉄道線」【関西鉄道路線周辺曼荼羅vol.6】歯黒猛夫 京都の人はプライドが高い。いまだに東京を首都とは認めず、「天皇はんは東京へお貸ししてるだけどす」という人もいるという。ただ、この場合の京都とは上京区、中京区、下京区の範囲。いわゆる「洛内」である。 …
2022.4.11 大阪府下でも特別な自治体である堺市。その特徴を「堺」の名を冠した3つの駅から探る!【関西鉄道路線周辺曼荼羅vol.5】歯黒猛夫 大阪府の市町村の中で、堺市は特別な立ち位置にある。何が特別かというと、市制の施行は大阪市に次いで2番目であり人口も第2位。しかも、近畿圏では唯一、府県庁所在地でない政令指定都市だ。 さらに、豊臣秀吉が…
2022.4.5 道頓堀の浮世小路「一寸法師大明神」のおみくじで「自分だけしんどいと思ってるやろ」と言い当てられる【あえて京都奈良以外、関西おみくじジャーニー #03「一寸法師大明神」】田中稲 道頓堀――。グリコの看板をはじめ、きらびやかなネオンや大きな看板がひしめき輝く、「OSAKA」を象徴する場所である。 今回向かうのは、この場所から約3分の距離にある、ある意外な伝説の人物が祀られた神社だ。…
2022.3.28 新旧の住民が混在する歴史あるエリア。ベッドタウンとして発展したものの、正念場を迎えてしまった南海高野沿線【関西鉄道路線周辺曼荼羅 vol.4】歯黒猛夫 南海電鉄における主力路線の1つが高野線。難波駅を始点として岸里玉出駅を経由し、極楽橋駅まで通じる。 ただし、正式な起点は汐見橋駅だ。にもかかわらず、岸里玉出駅~汐見橋駅間は現在、「汐見橋線」という支…
2022.3.22 底辺キャバ嬢、金欠で大阪名物「地下飲み屋街」でせんべろする【元バンコクNo.1キャバ嬢が行く!「呑んだくれ横丁探訪」vol.11】カワノアユミ ……今月、私は金欠に陥っていた。年末年始に行ったタイで豪遊、帰国後の出張や趣味のボートレースで負け続けた結果、ついに有り金が数千円を切ってしまった。何気に金がかかるこの横丁探訪。だが、金がなくても酒…
2022.3.15 【住吉大社】打ち出の小槌、カラーイラスト、和歌リスペクト。バラエティ豊かなすみよっさん。ただしセルフ棚の間違いに注意!【あえて京都・奈良以外! 関西おみくじジャーニー #02「すみよっさん」】田中稲 おみくじ――。それは神様のアドバイスが書かれたスペシャルな印刷物。神社によっては遊び心満載なものを独自で発行していると聞く。関西は神社が多く、古都である京都と奈良は言わずもがな別格。ならば私はあえて…
2022.3.5 おみくじで「平(へい)」が出た!しかも2連発! 運勢は「凶」と「吉」の間くらい「うーん、まあまあ」なのか? でも「平」が出る確率は2%……【あえて京都・奈良以外! 関西おみくじジャーニー #01「いくたまさん」】田中稲 私にとっておみくじは一瞬吹くそよ風の如し。大吉にはしゃぎ、凶に舌打ちすることはあっても、木に結んだ瞬間内容を忘れる。そのくらいライトな思い入れであった。ところがある日ふらりと立ち寄った生國魂(いくく…
2022.2.28 だんじり、布団太鼓、やぐら…、南海本線住民の荒っぽい気性と過大な地元意識。そのキーワードは「祭り」【関西鉄道路線周辺曼荼羅 vol.2】歯黒猛夫 大阪府は47都道府県の中でも全国で2番目に狭い。にもかかわらず、各地域によって大きな住民気質の違いがみられる。その原因として考えられるのは、江戸時代に現在の大阪府全体を治めた「藩」が存在しないこと。そ…