2021.7.15 【琉球島猫百景vol.14 宮古島〈2〉「カツオの島の島猫たち」】 写真/仲程長治 文/シマネコキネマ 7月に続いて、どこかスタイリッシュな雰囲気を纏った宮古の猫たちをご紹介しよう。 まずは、宮古島と橋で繋がっている池間島。人がいるところ=猫がいるところなので、ミャ…
2021.7.14 下川裕治【沖縄の離島、路線バスの旅〈6〉】宮古島(4) 文と写真・下川裕治 ■路線バスの運賃問題〈後編〉 宮古島の路線バスをほぼ乗りつぶした。そこで気になったのがバスの運賃だった。ほぼ同じ距離を走っているのに、運賃に3倍近い差があった。 宮古島のバスは…
2021.7.14 【琉球島猫百景vol.13 宮古島〈1〉「ミャークヌカギマユ(宮古の美しい猫)」】 写真/仲程長治 文/シマネコキネマ ロケーション撮影では何度となく訪れている宮古島だが、「島猫」を意識して巡るのは初めてのこと。「島のどこに猫がいる?」と宮古の友人たちに聞いてみたところ、「どこにで…
2021.7.13 【琉球島猫百景vol.17 首里のさくら猫〈1〉「琉球の古都、首里の神猫族」】 写真・仲程長治 文・シマネコキネマ 「琉球島猫百景」というタイトルの本連載だが、もちろん「琉球島猫」という猫種は確認されていない。しかし、琉球という王国が栄えていた1700年代に、王府御用達の絵師によ…
2021.7.13 下川裕治【沖縄の離島、路線バスの旅〈5〉】宮古島(3) 文と写真・下川裕治 ■路線バスの運賃問題〈前編〉 なんだかすっきりしない気分で、一応、宮古島の路線バスを乗り終えた。伊良部島の伊良部高校に寄る1区間が残っている。しかしその区間は、通学する高校生が…
2021.7.12 下川裕治【沖縄の離島、路線バスの旅〈4〉】宮古島(2) 文と写真・下川裕治 ■路線バスの盲腸路線 宮古島の路線バスの全路線を走破する。一見、簡単に映ったのだが、そこには盲点が潜んでいた。バス停で一区間の距離が盲腸線ならぬ、盲腸路線が次々に見つかってしま…
2021.7.11 下川裕治【沖縄の離島、路線バスの旅〈3〉】宮古島(1) 文と写真・下川裕治 ■宮古島の路線バス、9路線の制覇へ 久米島の路線バスを乗り終え、宮古島に渡った。沖縄の離島は、その規模でふたつにわかれる。ひとつは宮古島と石垣島グループ。この2島は離島という言葉…
2021.7.10 下川裕治【沖縄の離島、路線バスの旅〈2〉】久米島 文と写真・下川裕治 ■久米島のバス2路線 久米島行きのフェリーは、3時間ほどで久米島の兼城港に着いた。風は強かったが波は低く、穏やかな航海だった。僕は船酔いに弱い。船に乗るときは、いつも過去に乗った…
2021.7.9 下川裕治【沖縄の離島、路線バスの旅〈1〉】那覇から久米島へ 文と写真・下川裕治 ■変容する那覇 沖縄は変わった。こんなに早く日本化が進むとは思ってもみなかった。とくに那覇の変容が激しい。ここ10年のことだ。街から沖縄のにおいが消えた。アジアの風も吹いてこない…
2021.6.23 【琉球島猫百景vol.43 首里のさくら猫〈2〉「祈りのまちの祈りねこ」】 写真・仲程長治 文・シマネコキネマ シマネコキネマの事務所が那覇の高台に引っ越し、夕方のさんぽエリアが首里界隈になって久しい。この1年は観光客の姿が激減し、かつては大勢の人で賑わっていた首里城公園…
2021.6.22 【琉球島猫百景vol.42 〈特別編〉「島猫黄金言葉〈2〉」】 写真・仲程長治 文・シマネコキネマ ■島猫たちに今年もミーファイニャー 南国沖縄にも、短い冬がやってきた。 沖縄は本島から八重山諸島まで、11月下旬からずっと灰色の重たい雲が空を覆っていて、「沖縄…
2021.6.22 【琉球島猫百景vol.41 〈特別編〉「島猫黄金言葉〈1〉」】 写真・仲程長治 文・シマネコキネマ ■ウィズコロナ時代を生きる、島猫たちからのメッセージ 人間界はもちろん、島猫たちの環境にも大きな変化の波が訪れた2020年。 人間たちが外出を自粛していた春は、お…
2021.6.15 那覇と東京で生活するノンフィクションライター藤井誠二【沖縄にも暮らす二拠点生活の日記 vol.17(6/4~6/12)】 文と写真/藤井誠二 6月4日 [FRI] 書評用に溝口敦さんの『喰うか喰われるか ━私の山口組体験』を機内で読了。溝口さんが若い時分に圧倒的に影響を受け、ライターの道に進むことになったと記していた『政治と…
2021.6.15 那覇と東京で生活するノンフィクションライター藤井誠二【沖縄にも暮らす二拠点生活の日記 vol.16(5/16~5/26)】 文と写真・藤井誠二 5月16日 [SUN] 飛行機の中でリスペクトする岩瀬達哉さんの新刊『キツネ目』(講談社)を読了。当時の捜査員の中枢にまで話を聞き出すちからというか、粘着力がすごい。事件が起きたのは…
2021.6.12 宿と京都の近況〈5〉10~12月編「紅葉よコロナよ」 文・山田静 ……来ない。 10月1日から配布開始となるGOTOトラベルキャンペーンの地域共通クーポン。地域の経済活性化を狙い、旅行や宿泊代金の15%相当のクーポン券が利用者に提供されるのだが、1週間前にな…
2021.6.12 宿と京都の近況〈2〉3月、4月編「楽遊、休館す」 文・山田静 3月1日、私は石垣島にいた。 「緊迫の3月、4月編に続く!」と前回締めくくっといてナンだが、3月頭、ビーチに座り込みポーク卵むすびを頬張っている私の姿からは1ミリの緊迫も感じられなかったは…
2021.2.18 【琉球島猫百景 vol.0 「はじめに」】 写真・仲程長治 文・シマネコキネマ2017年の夏、那覇のまちで暮らす島猫の映画をつくります。きっかけは、2013年に発売された『島猫と歩く那覇スージぐゎー』(仲村清司著、双葉社)。この本の撮影で、路地裏の島…
2017.8.7 フランス人茶商【ステファン・ダントンの挑戦 #09「新たな日本茶をつくる旅(1)ー沖縄編」】静岡と沖縄をつなぐ⁉ フレーバー茶「黒糖ほうじ茶」は成功するのか? 2010年の2月、東京の冬らしくどんよりグレーに曇った空を見上げながら、私は羽田空港に向かっていた。寒い朝だった。目的地は、初めての土地、那覇。2月といえども暖かいだろうと予想していたから、機内で着席したらすぐに着ていたジャケットをカバンに詰め込んでシャツ一枚になった。那覇へ向かったのは、新たにつくったフレーバー茶「黒糖ほうじ茶」をプレゼンするためだった。さかのぼること3ヶ月。2009年12月、沖縄県からかかってきた電話がきっかけだった。