韓国ドラマは、いつも既視感のない新たな世界を描き、私たちを楽しませてくれる。Netflix配信中の新作『貞淑なお仕事』は、その時代と場所にそぐわない商品の販売員となる女性たちの姿を描いていることに興味をそそられる。(以下、一部ネタバレを含みます)
■キム・ソヨン、ヨン・ウジン、キム・ソニョン出演!Netflix新作『貞淑なお仕事』見どころは?
『貞淑なお仕事』は、生き甲斐や自立を求め、奮闘する女性たちの姿を描くパワフルコメディ。原作は2016年に英国ITVで放送された『Brief Encounters』だ。
主演のキム・ソヨンは、『ペントハウス』シリーズで稀代の悪女チョン・ソジンを演じ、憎たらしいほどの演技力で2021年の百想芸術大賞のTV部門・女性最優秀演技賞を受賞した。
そんな彼女が、『貞淑なお仕事』では田舎の村を舞台に、家賃の支払いも滞り、日々のやりくりに追われる生活から脱却すべく、訪問販売員に転身するハン・ジョンスクを演じている。
●Netflix『貞淑なお仕事』ストーリー
物語の舞台は1992年、のどかな地方の村クムジェ。ジョンスク(キム・ソヨン)は、かわいい息子に恵まれながらも、生活能力のない夫との暮らしに疲れ果てていた。
小学校に入学した息子に、鞄を買ってあげることさえできない不甲斐なさにいたたまれなくなったジョンスク。ある日、高収入の仕事の説明会に出向くが、紹介された仕事は、アダルトグッズのセールスだった。
最初は戸惑うジョンスクだったが、ママ友のソ・ヨンボク(キム・ソニョン/『愛の不時着』『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで』)とともに、訪問販売員という仕事にチャレンジしてみることにする。
まだまだ性がタブー視されていた時代。保守的な田舎の村で、最初は全く受け入れられなかったジョンスクたちだったが、村人たちの本音を引き出すジョンスクの巧みな戦略と思いやりのある人柄により、村の女性たちは徐々に心を開き始める。
そんなクムジェの警察署に、アメリカの名門大学出身のエリート警察官キム・ドヒョン(ヨン・ウジン/『今日もあなたに太陽を~精神科ナースのダイアリー~』『39歳』)が赴任する。
ジョンスクと最悪の出会いをしたドヒョンだったが、ひたむきなジョンスクの姿勢に、次第にジョンスクを応援するようになる。
退屈な日々の生活から脱却したいオ・グムヒ(キム・ソンリョン/『キルヒール』)、美容院を営むシングルマザーのイ・ジュリ(イ・セヒ/『紳士とお嬢さん』)もジョンスクたちに加わり、4名の訪問販売シスターズたちのチャレンジが始まる。
●配信情報
Netflixシリーズ『貞淑なお仕事』独占配信中
[2024年/全12話]演出:チョ・ウン『ジャスティス―復讐という名の正義―』『時速493キロの恋』 脚本:チェ・ボリム『キム秘書はいったい、なぜ?』『九尾の狐とキケンな同居』(共同執筆)
出演:キム・ソヨン『ペントハウス』シリーズ、『九尾狐伝1938』、ヨン・ウジン『39歳』『今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜』、キム・ソンリョン『こうなった以上、青瓦台に行く』『キミはロボット』、キム・ソニョン『愛の不時着』『人生最高の贈り物 〜ようこそ、サムグァンハウスへ〜』、イ・セヒ『紳士とお嬢さん』『リーガル・クレイジー 真剣勝負』